PHP文庫<br> アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相

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PHP文庫
アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569763286
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0130

出版社内容情報

平和憲法は日本に対する“報復”だった――。日米関係を40年以上に渡って取材してきた著者が、歴史のキーマンから得た新証言を公開。

【著者紹介】
ハドソン研究所首席研究員

内容説明

アメリカの国力が衰え、日本の安全保障を確保できなければ“昭和憲法”の存在価値はなくなってしまう―。本書は、40年以上にわたり日米関係を取材してきた著者が、日本政府が事実上存在しない異常事態のもとで憲法が作られた過程を、マッカーサー司令部など歴史の証人たちから得た新たな証言で鮮やかに描き出す。憲法を見直すとき、いまの日本人が直視すべき“歴史の現実”がここにある!

目次

序章 アメリカは変えにくい憲法を日本に与えた
第1章 昭和憲法のどこがおかしいか
第2章 平和憲法は勝者のトロフィーだった
第3章 アメリカは日本人を作り替えようとした
第4章 異常事態のもとで憲法が作られた
第5章 アメリカはなぜ日米安保条約を作ったのか
第6章 日本人は自らの力で国を守ることができる

著者等紹介

日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年、名古屋市生まれ。東京大学英文学科卒業。1959年、NHKに入局。ワシントン特派員をかわきりに、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。その後、NHKエンタープライズ・アメリカ代表を経て、理事待遇アメリカ総局長。審議委員を最後に、1992年、退職。その後、ハーバード大学客員教授、ケネディスクール・タウブマン・センター諮問委員、ハドソン研究所首席研究員として、日米関係の将来に関する調査・研究の責任者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みむら しんじ

3
読了。マッカーサー以下が7日間で作り上げた憲法の草案。原文は英語から日本語に訳させられ、それをまた英語で提出させられた。領土拡大のための戦争という汚名を着せられた戦争の報復として、米国は日本に「平和の国」に仕立てた憲法を与え、ソビエトは北方領土を奪い取った。その後の社会主義国のアジア席捲の危機に安保条約を結ばせ、いま世界の警察の名前を返上しようとする米国と日本の関係に、いまの憲法は危険であると著者は警告を鳴らす。日本はもう遠慮なく独立を宣言する時期に来たと著者は言う。改憲論者の意見を詳しく読み解く。2015/03/12

プレイン

2
平和ってどうすれば手に入れることが出来るんだろう…多くの日本人は平和は憲法のお陰でただで獲得できると思っている。戦争を経験していない我々世代は日本が戦争に負けてGHQに占領されて何もかも練り換えられてきたことが想像出来ない。今の時代の感覚で発言するからピントがずれる。著者は昭和憲法が作り出された時代背景を理解すれば戦勝国の報復であることが分かると訴える。2015/03/26

Naoki Kato

0
日高さんなので、想定内であった。2016/01/08

ryu

0
占領軍による憲法は、戦後70年を経過した、これからの日本に相応しいものなのか、単純に9条だけをクローズアップして反対と言うのではなく、国際社会でアメリカの属国ではなく、一国家として相応しい行動と責任を果す為には、どのような憲法が良いのか平和ボケした国民が真剣に考えるきっかけになる良い本だと思います。2020/12/20

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