出版社内容情報
白い濁り湯で有名な白骨温泉。その露天風呂に背広を着た男の他殺体が沈んでいた!? 急逝が惜しまれる著者の傑作旅情ミステリー。
【著者紹介】
小説家
内容説明
温泉宿の露天風呂にスーツ姿の男の変死体!?―亡くなった男と一緒に宿泊していたのは、前の晩、吹雪で立ち往生していたところを、警視庁捜査一課のエリート警部・夏目大介が、助けた女だった。しかし、事件発生後、女は忽然と姿を消してしまう。一方、ベテラン警部・志垣も、奇しくも、同じ宿を訪れ…。期せずして同じ事件に関わることになった二人の刑事が、推理の末に辿り着いた哀しい真実とは。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年、東京生まれ。一橋大学商学部卒業。1975年よりニッポン放送勤務。ディレクター、編成プロデューサーを経て、1983年より1989年まで扶桑社の書籍編集長。1990年より専業作家に。200冊を超える著作を遺し、2012年5月14日、急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coco夏ko10角
22
温泉殺人事件シリーズ。今巻では白骨温泉へ、露天風呂からスーツ姿の男の変死体が発見され…。志垣警部と和久井刑事がワチャワチャしてるのも楽しいけど、夏目警部もいいキャラしてる。事件は最後もっと何かあるかと思ってたらそのまま終わってしまった感じ。この犯人にその度胸があるんだろうか…。2019/12/23
yukimame
4
読みやすくてスルスル先に進みました。結末にあんまりインパクトは無くて、スルスル終わった感じでした。面白かったけど、何だか切ない終わり方でした。2015/09/17