PHP文庫<br> 自立と依存の心理―本当の「心の支え」を見つけるには

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PHP文庫
自立と依存の心理―本当の「心の支え」を見つけるには

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569763071
  • NDC分類 159
  • Cコード C0112

出版社内容情報

なぜ心が満たされないのか? それは自分という指針を見失っているから。他人からの評価より自分の心に正直に生きれば、不安は解消する。

【著者紹介】
早稲田大学名誉教授

内容説明

人の評価が常に気になる。すぐに成果がでないと不安。無駄なことはしたくない。―こんな感情には「依存の心理」が垣間見える。どこか不安で自分に自信を持てないのは、「心の自立」ができていないのでは?本書では、ありままの自分に自信を持つことで、その自信が心の支えになるとアドバイス。自分自身を認め、本当の心の自立をすることで、逆境に負けない生き方を学ぶ

目次

第1章 母なるものを求める悲劇
第2章 「依存と恐れ」が生きるのを辛くする
第3章 自分を乗り越える
第4章 自分にとって大切なものは何か
第5章 アイデンティティーと心の支え
第6章 トラブルに強くなる
第7章 現実を受け入れたとき道は拓ける

著者等紹介

加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科修士課程を修了。1973年以来、度々、ハーヴァード大学准研究員を務める。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員、日本精神衛生学会顧問、ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」レギュラーパーソナリティー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

左端の美人

16
母親に対する依存心が強いから母親を恐れる。自らの依存心を自覚すること。自分にとっての(母なるもの)を心の支えにする。心の支えを得るためには覚悟を決めて決断を必要とする。母なるもののない世界で生き抜いてきた自分の力を信じることはどんな権力を得るよりも本質的な心の支えになる。生きることがどんなに辛くても、この人生は自分が選んだのだと認める。そこに人間の自由と尊厳がある。2015/09/08

roatsu

11
久しぶりに作品を手に取る。十数年前に社会人となった当時思い悩むことがあって氏の著作を何冊か手に取ったけど、どれも心に刺さることが書いてありまた自分の悩みの実体も把握するのに役立ってくれた。当然まるまる覚えてなどいないが印象深い描写の数々は今も心にあって、生きていく上で役に立っていると思える。本作もこれまでの作品と主張は一貫しているが、母なるものの経験が無いまたは希薄な人間が神経症傾向があったとしても自分を肯定して健やかに生きるために何をすべきかが簡潔に、力強く書いてあって心強い一冊と思う。2015/04/15

わえ

9
読んでいる間、気持ちが落ち着く。筆者が書いているように、読書が「お母さん」状態かもしれない。 引用。「生きがいとは積み重ねである。一つ一つの問題を解決するから、人生に意味が出てくる」。「権力とか財産とか名声とかへの執着は時にもの凄いエネルギーを発揮することがある。そのエネルギーは母親固着のエネルギーであろう」。「人間にとって体を壊してまで求める価値のあるものは何か?それは心の支えだけである」。「パワーハラスメントは上司が社内での自分の権限に心の支えを求めているのである」。2020/12/22

左端の美人

9
「依存と恐れを卒業できてはじめて人は心の支えができる。つまり自分が自分に頼れることになる」「幼少期に母なるものに接することができなかった者は、生涯その満たされない空洞を持ち続けて生きていく覚悟を決めるしかない」なるほど、納得。今まで生きてきた自分に自信を持とう。これからは誰かのせいにしないで、自分の人生に責任を持ちます。2015/07/31

K K

6
非常に素晴らしかった!勇気が出ました。やはり加藤さん、いい。”過去にとらわれず、いつまでも親のせいにせず、自分の人生は自分で選択したと認めなさい。あなたの人生はあなたの人生、今日から幸せになると決めなさい。あなたは確かに今迄辛かったでしょう。でも、あなたが羨ましいと思ってる他の誰より苦労してきたんだから、自分はきたえられた。よく頑張った、と認めてあげなさい。誇りに思いましょう。”っていうようなメッセージには泣きました。2015/02/11

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