PHP文庫
仏像のお医者さん―誰も知らない仏像修復のウラ話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569762067
  • NDC分類 718.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

立像が坐像に修復されたり、如来像のような菩薩像があったり、修復師だから書ける仏像の悲喜交々のドラマ。読めば仏像の見方が変わる!

【著者紹介】
NPO法人「古仏修復工房」代表

内容説明

プラモデルのガンダムと仏像は同じ造り方だ、と聞いたら驚く人も多いだろう。しかしその制作技術はよく似ていて、細かいパーツをいくつも組み合わせて造られている。本書は、仏像の種類、年代判定の方法、修復のウラ話など、修復師だから書けるドラマが満載の一冊。立像の下半身を切り落とし、坐像に改造してしまうなど、過去の修復師たちの悪戦苦闘ぶりも面白い。

目次

おさえておきたい仏像の基本(超個性的な仏たち―仏像制作もコンセプトが命という話;究極の仏は脳内仏像―仏の三十二相の話 ほか)
仏像だって壊れる(時を越える仏像―文化財修理の話;かけらは語る―仏像破損の話1 ほか)
仏像のお医者さん(そんな修理もありですか―大胆な修理の話;仏像は実用品、それとも美術品?―良い修理の話 ほか)
文化財としての仏像(誕生日は何時代?―制作年代判定の話;年輪で制作年代がわかるのか?―年輪年代測定法の話 ほか)

著者等紹介

飯泉太子宗[イイズミトシタカ]
1974年、茨城県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部(文化財保存)卒業。(財)美術院国宝修理所にて国宝、重要文化財の仏像の修復に携わる。2007年にNPO法人古仏修復工房を設立。関東を中心に仏像や文化財の修復を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Norico

18
仏像の修復師は、一体どんな風に仏像を見てるのかなぁ。昔と今では修復の考え方も変わってきていることも分かったし、胎内の納入物から製作当時に想いをはせたりとかできて面白かった。金箔うちなおしたばかりのピカピカな仏さまだったりすると、有り難みが薄くなるなぁ、なんて思ってたけど、これからはもうちょっと掘り下げて見仏できるかしら。2019/05/14

mari

14
仏のマニュアルとも言える『仏の32相』なんていうものがあるなんて、恥ずかしながら知りませんでした。『皮膚は軟滑でいっさいの不浄をとどめない』『眉間の間に右巻きの毛があり光明を放つ、伸びると4,55メートルある』など、笑ってしまうようなものも(罰当たり)2014/07/14

みーすけ

6
衝撃的な表紙に購入。読みやすい文章で豆知識から歴史的な背景、ガンプラとの話しまで飽きさせない一冊。仏像の修理という未知の世界、美術品として見るか信仰の対象としてみるかで違うのだろうけど、ただの仏オタク初心者には充分過ぎる濃い内容でした。2014/10/27

takao

2
ふむ2021/04/26

Kuliyama

2
楽しく拝読して勉強になりました。菩提寺の仏像がどうなぅているのかなと気になりました。2018/08/03

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