出版社内容情報
立像が坐像に修復されたり、如来像のような菩薩像があったり、修復師だから書ける仏像の悲喜交々のドラマ。読めば仏像の見方が変わる!
【著者紹介】
NPO法人「古仏修復工房」代表
内容説明
プラモデルのガンダムと仏像は同じ造り方だ、と聞いたら驚く人も多いだろう。しかしその制作技術はよく似ていて、細かいパーツをいくつも組み合わせて造られている。本書は、仏像の種類、年代判定の方法、修復のウラ話など、修復師だから書けるドラマが満載の一冊。立像の下半身を切り落とし、坐像に改造してしまうなど、過去の修復師たちの悪戦苦闘ぶりも面白い。
目次
おさえておきたい仏像の基本(超個性的な仏たち―仏像制作もコンセプトが命という話;究極の仏は脳内仏像―仏の三十二相の話 ほか)
仏像だって壊れる(時を越える仏像―文化財修理の話;かけらは語る―仏像破損の話1 ほか)
仏像のお医者さん(そんな修理もありですか―大胆な修理の話;仏像は実用品、それとも美術品?―良い修理の話 ほか)
文化財としての仏像(誕生日は何時代?―制作年代判定の話;年輪で制作年代がわかるのか?―年輪年代測定法の話 ほか)
著者等紹介
飯泉太子宗[イイズミトシタカ]
1974年、茨城県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部(文化財保存)卒業。(財)美術院国宝修理所にて国宝、重要文化財の仏像の修復に携わる。2007年にNPO法人古仏修復工房を設立。関東を中心に仏像や文化財の修復を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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