出版社内容情報
“愛国心”を教えることは本当に可能なのか?――太平洋戦争の悲劇の道へと至った昭和の失策から、ナショナリズムの本質を現代に問う。
【著者紹介】
作家
内容説明
教育改革、憲法改正、あるいは核武装論…。日本人の「愛国心」のあり方が、かつてなく問われている。だが、愛国心を教えることは可能なのか。かつて、明治の日本海軍には私心を捨てる人々がいたが、やがて組織の維持を第一義とするに至り、太平洋戦争の悲劇に突き進んだ。その昭和の失策は、現代に何を語りかけるのか。ナショナリズムの本質を問うた白熱の対論。
目次
巻頭対談 愛国心を教えることは可能なのか
第1章 愛国を論じる前に
第2章 「美しい国」づくりに必要なこと
第3章 日本海軍の人づくりに学ぶ
第4章 国家の命運を握る先見性
第5章 国家と軍が誤る時
第6章 なぜ昭和の海軍は破綻したのか
第7章 再軍備を語る前に知っておくべきこと
第8章 日本は歴史から何を学ぶか
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。作家。東京大学卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』各編集長、専務取締役を経て文筆業に。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上、文藝春秋)、『昭和史』1926‐1945・戦後篇(毎日出版文化賞、平凡社)など
戸高一成[トダカカズシゲ]
1948年、宮崎県生まれ。多摩美術大学美術学部卒業。(財)史料調査会理事、厚生省(現厚生労働省)所管「昭和館」図書情報部長などを経て、2005年、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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