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PHP文庫
日本人と愛国心

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569761251
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

出版社内容情報

“愛国心”を教えることは本当に可能なのか?――太平洋戦争の悲劇の道へと至った昭和の失策から、ナショナリズムの本質を現代に問う。

【著者紹介】
作家

内容説明

教育改革、憲法改正、あるいは核武装論…。日本人の「愛国心」のあり方が、かつてなく問われている。だが、愛国心を教えることは可能なのか。かつて、明治の日本海軍には私心を捨てる人々がいたが、やがて組織の維持を第一義とするに至り、太平洋戦争の悲劇に突き進んだ。その昭和の失策は、現代に何を語りかけるのか。ナショナリズムの本質を問うた白熱の対論。

目次

巻頭対談 愛国心を教えることは可能なのか
第1章 愛国を論じる前に
第2章 「美しい国」づくりに必要なこと
第3章 日本海軍の人づくりに学ぶ
第4章 国家の命運を握る先見性
第5章 国家と軍が誤る時
第6章 なぜ昭和の海軍は破綻したのか
第7章 再軍備を語る前に知っておくべきこと
第8章 日本は歴史から何を学ぶか

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。作家。東京大学卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』各編集長、専務取締役を経て文筆業に。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上、文藝春秋)、『昭和史』1926‐1945・戦後篇(毎日出版文化賞、平凡社)など

戸高一成[トダカカズシゲ]
1948年、宮崎県生まれ。多摩美術大学美術学部卒業。(財)史料調査会理事、厚生省(現厚生労働省)所管「昭和館」図書情報部長などを経て、2005年、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちさと

32
アメリカでは国民に愛国心を持たせるために、小学生には毎朝「忠誠の誓い」を唱えさせます(すみません、私立はわかりません)。人種のるつぼ故に愛国心を植え付ける事は最重要課題の1つなのでしょう。日本でも愛国心の在り方を問われる場面が増えてきたように感じますが、全否定か全肯定どちらかという雰囲気。愛国心とは何か、またぐるぐる考えてしまうトピックです。本書は愛国心についてはほとんど語られていません。国を愛する心を持てるかどうかは国を知らなくてはいけない。そういう視点から国の歴史の参照をしていく本でした。2018/10/16

文月あやと

1
愛に見返りなんて求めてはいけないのさ2015/01/04

G-man

1
今年30冊目。日本にとって必要なのは軍事力じゃない。太平洋戦争の原因究明と外交力だ と痛切に思った。2014/03/23

AnmitsuK (うろ覚えムーミン)

1
ネットで威勢よく吠える「フツウノニホンジン」や、政治屋さんら「アイコクシャ」が口にする「アイコクシン」は、あまりにも気持ち悪くて性に合わない(排外主義の正当化と思考停止の言い訳としか思えん)。なので、私は本書で示される「愛国の作法」でもって、日本を愛していこうと思います。あしからず。2014/01/24

jack

0
左翼・右翼論争は不毛だ。どうせ、片輪な話だろう。半藤先生は、中庸・正当の人なのだ。☆5.02015/01/31

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