出版社内容情報
中臣鎌足、藤原道長から近衛文麿まで、世界に類をみない千年以上続くこの家系は一体、何者なのか? 彼らはいかにして、生き残ったのか?
【著者紹介】
文学博士、明治学院大学教授
内容説明
『御堂関白記』が2013年6月に世界記憶遺産に登録された。約1000年前の藤原道長の直筆の日記が、驚くことに彼の子孫によって大切に保管されてきたのだ。本書は1400年の歴史を持ち、現代まで続く藤原氏の系譜を辿りながら、日本史の流れを学ぶもの。メディチ家、ロスチャイルド家など有名な家系は多々あるが、彼らよりもはるかに古い歴史をもつ藤原氏は、いかにして生き残ってきたのか?文庫書き下ろし。
目次
第1章 謎の多い藤原氏の起こり(不確かな藤原鎌足の実像;藤原氏隆盛の基礎固めをした藤原不比等)
第2章 外戚氏族を育てた后たち(奈良時代の貴族政権;奈良時代から平安時代に)
第3章 摂政・関白と幼帝(摂関家の誕生;藤原道長の栄華;摂関政治の完成;摂関期の貴族と武士)
第4章 武家政権の成立と藤原氏(院政と摂関家の後退;源平争乱と藤原氏;鎌倉幕府と藤原氏)
第5章 戦乱の時代から近代の藤原氏(南北朝争乱から戦国動乱へ;幕末、近代の藤原氏)
終章 天皇を支え続けた藤原氏
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