PHP文庫<br> 芭蕉と旅する「奥の細道」―歩いたルート順に名句を味わう

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PHP文庫
芭蕉と旅する「奥の細道」―歩いたルート順に名句を味わう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569760254
  • NDC分類 915.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

旅に生きて旅に死ねれば本望――俳聖・芭蕉が晩年に心血を注いだ散文『奥の細道』。150日の大行脚を詠まれた俳句と共に味わう一冊。

内容説明

旅に生きて旅に死ねれば本望―。俳聖・芭蕉が晩年に心血を注いだ紀行文『おくのほそ道』。和歌で有名な風景を俳句で再現することを目指した“みちのくの旅”は、約150日・2400キロにおよぶ大行脚となった。本書は「雲巌寺:尊敬する師匠をしのぶ」など、芭蕉が歩いた道順に名句と背景を味わう。出会いと別れ、大自然との対話…。まるで芭蕉と二人で旅した気分になれる入門の書!文庫書き下ろし。

目次

第1章 奥州に入るまで(「発端」三月二十七日以前―旅に生きて旅に死ねれば本望;「旅立ち」「草加」三月二十七日―親しい人びとに別れを告げて ほか)
第2章 歌枕を求めて(「白河の関」四月二十日~四月二十一日―ようやくみちのくの玄関口に立つ;「須賀川」四月二十二日~四月二十八日―みちのくで出会った理想の遁世者 ほか)
第3章 大自然との対話(「尿前の関」五月十四日~五月十六日―いよいよ奥羽山脈の難所越え;「尾花沢」五月十七日~五月二十六日―長旅の疲れをいやす歓待を受けて ほか)
第4章 出会いと別れの人生(「市振」七月十二日―遊女のしのび涙に眠る夜;「越中路」「金沢」七月十三日~七月二十四日―秋の風に託した追悼の歌 ほか)
第5章 知っとこ!『おくのほそ道』(本当は武士になりたかった芭蕉;時代が新しい俳句を求めていた ほか)

著者等紹介

光田和伸[ミツタカズノブ]
1951年愛媛県松山市生れ。国際日本文化研究センター准教授。国文学者。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学、武庫川女子大学助教授などを経て現職。比較文化・比較文学、主に和歌、連歌、俳諧が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペロ

3
初心者向けの「奥の細道」解説本兼観光ガイド。普通に面白いです。山形へ旅行するのでその予習のつもりでしたが,本編よりあとがきに食いついしまいました。曾良が隠密だったなんて知りませんでした。日程も不自然でミステリアス。奥の細道の真実,みたいな本ないのかしら... 2015/09/09

A Toshi

1
みちのく、松島、伊勢神宮を旅してみたい。 芭蕉の感受性は常に瑞々しい2018/01/11

けんし

1
平易に書かれていて読みやすい。でも一番面白いのが最後の解説。やっぱ芭蕉と曾良は隠密か。息子の学校の副読本でした。2016/06/13

子規

0
良い。

Ryo

0
芭蕉の奥の細道をルートをたどりながら名句とともに振り返っていく。 月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なりという名文から始まり、東京から東北、北陸、岐阜ともちろん徒歩での旅。尊敬する西行の足跡を辿るとのことだが、当時は命懸けだったそうな。 また、東北は伊達氏の領土に足を踏み入れる芭蕉には江戸幕府の隠密説もあったという。 荒海や佐渡に横たふ天の河 しをらしき名や小松吹く萩薄 山中の菊はたをらぬ湯の匂ひ 不易流行、自然や人の心は変わらないが表現方法は変える生き方を体現していると言えるのではなかろうか。2022/01/03

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