出版社内容情報
日本企業が国際競争力をつけるための戦略とは。
国際競争力を失いつつある日本企業。伝統的技術力がある日本企業は、どのような競争戦略をとればよいのか。斯界の第一人者が解説。
国際市場で日本企業が競争に勝つためには何が必要か。
▼バブル崩壊を転換点に、日本企業の経営は奈落の底へ堕ち込んだ。半導体でのメモリー事業からの撤退、パソコンではアメリカの技術基盤の上で単なる組み立てに機能収縮。液晶では韓国や台湾企業に後塵を拝し、携帯電話ではフィンランドの足元にも及ばない。国際市場での競争は敗戦に次ぐ敗戦が続いている。はたして日本企業の再生は可能なのか?
▼技術立脚型企業の分析、欧米企業の研究をもとに、日本企業が国際競争で勝ち残るための戦略を斯界の第一人者が示す!
▼すべての経営者、管理者必読の書。
●はじめに
●序章
▼【第一部】日本的経営判断の限界と欧米の決断
●第1章 技術立脚型の日本企業はなぜ事業化で負けているのか
●第2章 米国製造業再生の失敗と欧州企業の決断
▼【第二部】強いグローバル企業は何が違うか
●第3章 技術開発と事業開発における企業経営的側面
●第4章 技術間競争と標準化戦略
●第5章 市場志向型事業化と基盤技術志向型事業化
●第6章 新事業開発への成功要因
●第7章 知財による事業支配戦略
▼【第三部】再生の可能性と競争力復活への戦略
●第8章 伝統的技術立脚型経営
●第9章 技術立脚型企業の技術基盤戦略
●第10章 国際競争力強化の戦略
●おわりに
内容説明
国際市場で日本企業が競争に勝つためには何が必要か。技術立脚型企業の分析、欧米企業の研究から日本企業が取るべき戦略を示す。
目次
第1部 日本的経営判断の限界と欧米の決断(技術立脚型の日本企業はなぜ事業化で負けているのか;米国製造業再生の失敗と欧州企業の決断)
第2部 強いグローバル企業は何が違うか(技術開発と事業開発における企業経営的側面;技術間競争と標準化戦略;市場志向型事業化と基盤技術志向型事業化 ほか)
第3部 再生の可能性と競争力復活への戦略(伝統的技術立脚型経営;技術立脚型企業の技術基盤戦略;国際競争力強化の戦略)
著者等紹介
許斐義信[コノミヨシノブ]
1967年慶應義塾大学機械工学科卒業、1967年~1969年三菱商事株式会社、1971年慶應義塾大学大学院工学研究科修士課程修了、1976年同研究科博士課程修了、1976年~1999年経営構造改革や会社再建、1980年~1983年三井物産株式会社、1988年~1991年中央クーパースアンドライブランド・コンサルティング顧問、1989年~1996年An advisor at CAPP of the RAND Corporation(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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