日和下駄とスニーカー―東京今昔凸凹散歩

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862489661
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0095

内容説明

毎日新聞の人気連載、待望の書籍化!坂、崖、水、寺、地図、路地、夕陽…。永井荷風『日和下駄』を片手に、地形と歴史が織り成す、なつかしくて新しい東京を探しにいこう。

目次

東京の凸凹を歩く
尾根道・谷道


ガケベリ散歩
地図



鮫河橋の荷風
淫祠
閑地
路地

夕陽

著者等紹介

大竹昭子[オオタケアキコ]
1950年、東京生まれ。79年から81年までニューヨークに滞在、文筆活動を始める。エッセイ、小説、ノンフィクション、批評、写真とジャンルを超えて執筆、写真も撮る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっぱ

6
永井荷風のエッセイ「日和下駄」を片手に現代の東京をてくてくぶらぶらのそのそといろいろに歩き廻るという内容。かつてあったものを想像しつつ、例えば川の跡に沿って歩くなど、おもしろいものだと思った。これは、そこに住んでいる人でないとできないことだ。路地に入って自分がどれだけ透明になれるかというのも楽しい。2013/07/14

どっち

2
都内の高低差を感じながら歩くエッセイ。いわば「ブラタモリ」エッセイ版。「日和下駄」は永井荷風の都内散歩随筆、これをベースにコンクリートに覆われた台地と川の痕跡を感じつつ東京をひたすらに歩く。坂道LOVE。2015/03/30

uchi93

2
NHKの「ブラタモリ」が好きだから面白い。東京って歩くと思った以上に高低差があるのに気付く。東京の風景はいつの間にか高層のビル、マンションに変わってしまうが、土地の凸凹はそれほど変わらない。2020年のオリンピックまでに激変してしまうのだろうか?永井荷風の「日和下駄」が読みたくなった。2014/05/07

mikimiki

2
坂道の向こうに、もはやビルの影に隠れてしまった富士山をイメージできたり、くねくねと曲がりくねった道に暗渠となった川を幻視したり、まるで「ブラタモリ」のCGみたいに、現在の東京の風景の上に、失われた昔の日本の風景を再現してかぶせることが出来る大竹さんの知識と想像力と筆力が素晴らしかった。歴史をこの域にまで知り尽くしたら、きっと普段歩く道ももっとずっとカラフルになるのだろうな、と思った。2012/08/27

tsusa

2
この本に書かれている全ての散歩を真似したくなって困ります。荷風の随筆をベースに土地の高低と東京の今昔がからみあい、読んでいて心地よかった。2012/10/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5248762
  • ご注意事項

最近チェックした商品