出版社内容情報
相対性理論が解き明かす宇宙の姿を紹介!
太陽(核融合)、銀河系(時間の遅れ)など宇宙と相対性理論の関係を説き、アインシュタインの功績と21世紀物理学の可能性を論じる。
アインシュタインは1879年ドイツ南部の街ウルムで生まれた。今から130年前のことだ。世紀の天才科学者といわれた彼は、何を考えどんな人生を歩んできたのか。
▼本書は、いまだ人気の衰えないアインシュタインと相対性理論に的を絞り、イラストや写真でわかりやすくまとめられている。
▼第1章では、宇宙人と地球人が亜高速宇宙船で宇宙旅行をするという設定で、相対性理論と宇宙の関係をストーリー仕立てで理解できるように工夫されている。第2章では、写真をふんだんに使い宇宙の姿とその歴史を科学的に分析する。第3章では、アインシュタインの生涯を紹介しながら相対性理論をさらに詳しく解説する。
▼日ごろ、宇宙の神秘や時間と空間と物質の関係などについて、あれこれと空想する読者に、本書は考えるヒントを与えるにちがいない。科学や宇宙に興味をもつ子どもから大人まで、楽しく読める一冊である。
●はじめに
●第1章 アルとチコの「相対性理論早わかり」
●第2章 相対性理論で見る宇宙の神秘
●第3章 アインシュタインの人生と言葉
内容説明
宇宙の神秘、時間・空間・物質の関係―科学への興味がますます深くなる!世紀の天才科学者は何を考え何を伝えてきたのか。
目次
第1章 アルとチコの「相対性理論早わかり」(少年は銀河宇宙へ向かう;光の速さは誰から見ても同じ;動いている時計はゆっくり進む ほか)
第2章 相対性理論で見る宇宙の神秘(核融合で輝く太陽;水星の近日点移動;火星に送るレーダー信号 ほか)
第3章 アインシュタインの人生と言葉(世紀の天才が生まれた街;天才を生んだ家族の系譜;幼き日の科学との出会い ほか)
著者等紹介
佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。東京大学大学院理学系研究科教授を2009年3月退官。現在、東京大学数物連携宇宙研究機構特任教授・主任研究員、明星大学理工学部客員教授。理学博士。専攻は宇宙論・宇宙物理学。「インフレーション理論」をアメリカのグースと独立に提唱、国際天文学連合宇宙論委員会委員長、日本物理学会会長を務めるなど、その功績は世界的に広く知られる。1989年に井上学術賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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