出版社内容情報
来たるべき資産インフレの時代に備えよ!
今回の危機は技術的問題が恐怖心によって増幅されたに過ぎない。次に来るのは資産インフレ。現金が紙屑にならぬよう、今こそ投資だ!
「100年に1度の危機」と騒がれている。サブプライム・ローン商品の価格の暴落に端を発した世界的な金融システム不安は、資本主義の崩壊だとまでいわれている。
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▼しかし、これはテクニカルな問題でしかない、と著者は指摘する。もともと高すぎたサブプライム・ローン商品が、「バナナの叩き売り」によって理論値よりも安く取引され、その価格が時価となって各社の損益決算書の見栄えが悪くなった、というのが実態である。
▼さらに、サブプライム・ローンという「見えない敵」への恐怖心からパニックに陥り、過剰反応が起きているのだ。
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▼サブプライム・ローン問題は早晩終わり、次に来るのはインフレである。それは、巨額の財政赤字を抱える日本国が取るべき政策でもあり、日本経済復活への道でもある。ならば、インフレに備えて株や土地などの資産を持つべきだ。
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▼「伝説のディーラー」が、次の時代に唱える投資法を提言する。
●第1章 私は今、何をやっているのか?
●第2章 今回の危機の経緯
●第3章 事態を悪化させた恐怖心
●第4章 実体経済の悪化は恐慌に結びつかない
●第5章 そろそろ峠を越したか? 金融システム不安
●第6章 日本経済復活のシナリオ
●第7章 政府が取るべき政策
●第8章 サブプライム・ローン問題解決後のマーケット(その1)
●第9章 サブプライム・ローン問題解決後のマーケット(その2)
●第10章 投資家は何をすべきか?
●第11章 デリバティブ取引の重要性
●第12章 日本経済の課題諸々
内容説明
サブプライム・ローン問題に端を発し世界的危機により、実体経済が悪化し、さらに恐慌に至るのではないかといわれている。資本主義の終わりとまでいわれている。しかし果たしてそうだろうか。「見えない怪物」が怖くてパニックに陥っているだけではないか。事実、危機の震源である米国の株価よりも日本株のほうが大きく下落しているのだ。今回の危機はどうなるのか?投資家は今、何をするべきか?「伝説のディーラー」が時代を見通し、提言する。
目次
私は今、何をやっているのか?
今回の危機の経緯
事態を悪化させた恐怖心
実体経済の悪化は恐慌に結びつかない
そろそろ峠を越したか?金融システム不安
日本経済復活のシナリオ
政府が取るべき政策
サブプライム・ローン問題解決後のマーケット
投資家は何をすべきか?
デリバティブ取引の重要性
日本経済の課題諸々
著者等紹介
藤巻健史[フジマキタケシ]
1950年、東京都生まれ。東京教育大付属中学、同高校を経て、一橋大学商学部へ。1974年に卒業後、三井信託銀行に入行。1980年、社費留学にて米国ノースウエスタン大学大学院ケロッグ・スクールでMBAを取得。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、1985年にモルガン銀行に転職。同行で資金為替部長、東京支店長などを歴任し、東京市場屈指のディーラーとして世界に名を轟かせ、「伝説のディーラー」と呼ばれるようになる。2000年、モルガン銀行を退社後、ヘッジファンドの雄ジョージ・ソロス氏の投資アドバイザーを経て、現在、株式会社フジマキ・ジャパン代表取締役。一橋大学経済学部・早稲田大学大学院商学研究科講師を非常勤で務める傍ら、テレビのコメンテーターなどとしても活躍中。日本金融学会所属。金融庁「我が国金融・資本市場の国際化に関するスタディグループ」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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