出版社内容情報
箕輪義隆[ミノワヨシタカ]
著・文・その他
かんちくたかこ[カンチクタカコ]
著・文・その他
内容説明
クッカは、かるがもの女の子。フィンランドの言葉で、「花」という意味の名前です。お母さんが、北の国からやってきたカモたちに、聞いた言葉かもしれません。これからはじまるのは、クッカがおとなになるまでのお話。お母さんから、いろんなことを教わって、大きくなっていく、かるがものひなたち。親子の愛情の物語です。
著者等紹介
箕輪義隆[ミノワヨシタカ]
生き物の絵を描く仕事をしています。生き物を観察することも好きで、仕事の合間にいろいろな場所に出かけます
かんちくたかこ[カンチクタカコ]
自然と親しむたのしさ、たいせつさを、読む人の心にとどけられるような本をつくりたいと、日々とりくんでいます
川上和人[カワカミカズト]
森林総合研究所。鳥類学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
22
近くの公園の池に、毎年冬近く渡ってくる何種類ものカモがいます。 春になると一斉に北へ帰っていくのですが、夏になっても残っているカモがいます。 どうして帰らないのだろうと考えていたわたしですが、この絵本が教えてくれました。 見た目に似ているカモですが、違っていたんですね。 おまけに生態まで詳しく知ることができて、嬉しい一冊でした。2023/03/09
遠い日
7
近くの公園の池や、溜め池に何種類ものカモたちを見るし、カルガモのお引越しや、カルガモ農法など、テレビのニュースでも見るので、なんとなく知ったような気になっていましたが、実はカルガモの生態を詳しくは知らないままでした。母鳥とはぐれた小ガモを、別の母鳥が自分の子として育てることや飛翔時に羽の音がすることなど、びっくりするような知識を得ました。川上和人さんによる巻末の解説も大変わかりやすかったです。2023/07/07
Olga
4
カルガモのつがいは産卵と同時に関係を解消し、卵を温めるのも雛を育てるのもメスだけでやっているとは知らなかった! 地上に巣を作り、外敵にねらわれやすいので、卵をたくさん産む。雛は生まれてすぐに歩けるし、泳げる。母鳥とはぐれた雛がいたら、ほかのメスが育てる。そもそも、オスが早々に去っていくのもほかのメスとのあいだに子孫をもうけるためだろう。『つばめのハティハティ』も興味深かったけれど、この絵本も面白い。身近な鳥を題材にしているのがいいなあ。2023/02/11
しらたえび
4
読みやすくていい本です。カルガモの生態についてわかりやすく記載されています。迷子になった他の雛を別の親が受け入れるとは珍しい気がしました。7歳2022/12/01
さくら@絵本記録
3
【小1】一人読み。すっかりお気に入りシリーズになったようで、『このシリーズもうないの!?鳥の本また借りてきてね!かわいいお話で、鳥について詳しくなれるような本がいい』とかいう難しいリクエストを出されました(笑)2024/09/01