京都 魅惑の町名―由来と謎をたずね歩く

高野 澄【著】

ＰＨＰ研究所（2009/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 199p／高さ 19cm
• 商品コード 9784569708157
• NDC分類 291.62
• Cコード C0021

出版社内容情報

京都のユニークな町名の謎と由来を紹介。

「二帖半敷町」「天使突抜町」など、京都の歴史にまつわるユニークな町名を取り上げ、意外なエピソードとともに、その謎と由来を紹介。

二帖半敷町、天使突抜、繁昌町、閻魔前町、悪王子町、弁慶石町――。思わずたずねたくなるミステリアスな町名、そこには京都人も知らない歴史秘話があった！　京都のユニークな町名の謎と由来を意外なエピソードとともに紹介。

▼【内容例】◎本能寺町―信長暗殺後にも歴史の重要な舞台に　◎天使突抜―弘法さんゆかりの天神さまを太閤さんが串刺しに　◎正面町―秀吉がつくった「だいぶつさん」の正面に　◎二帖半敷町―「五割る二」で二帖半？　◎繁昌町―なぜか悲話から商人あこがれの町名に　◎名古曾町―歌人に愛された嵯峨大覚寺由来の町名　◎悪王子町―スサノオノミコトが流転!?　◎閻魔前町―閻魔さまと顔見知りの町!?　◎弁慶石町―奥州から京の都に移ってきた不思議な石　◎紹巴町―「本能寺の変」で割りを食ったプロの連歌師　◎下り松町―宮本武蔵の決闘の地は聖との境界　◎饅頭屋町―珍しい「饅頭」の町名　◎猩々町―大酒飲みの怪獣がいた町

●第一章　寺社仏閣に由来する町名　
●第二章　おめでたい・恐ろしい町名　
●第三章　人物に由来する町名　
●第四章　草木にちなむ町名　
●第五章　見逃せないユニークな町名　

内容説明

二帖半敷町、天使突抜、繁昌町、閻魔前町、悪王子町、弁慶石町―。思わずたずねたくなるミステリアスな町名、そこには京都人も知らない歴史秘話があった。

目次

第１章　寺社仏閣に由来する町名（本能寺町―信長暗殺後にも歴史の重要な舞台に；天使突抜―弘法さんゆかりの天神さまを太閤さんが串刺しに　ほか）
第２章　おめでたい・恐ろしい町名（繁昌町―なぜか悲話から商人あこがれの町名に；名古曾町―歌人に愛された嵯峨大覚寺由来の町名　ほか）
第３章　人物に由来する町名（淳和院町―平安京に腰をすえた時代をしのばせる；文覚町―天使突抜で閉じこめられたトラブルメーカーの僧　ほか）
第４章　草木にちなむ町名（老松町―銘菓にもなった地名にまつわる伝説；下り松町―宮本武蔵の決闘の地は聖との境界　ほか）
第５章　見逃せないユニークな町名（塩竈町―日本有数の景勝を模した風流の地；饅頭屋町―珍しい「饅頭」の町名　ほか）

著者等紹介

高野澄［タカノキヨシ］
作家。昭和１３年（１９３８）、埼玉県に生まれる。同志社大学文学部卒業後、立命館大学大学院に学ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[まっちゃん]

京都本13冊目。こんな精緻にたくさんの町が存在するなんてことは来るまで知りませんでした。今まで住んできた場所と比べても格段にその範囲が狭くその代わりにたくさんの町が存在しています。町名ひとつをとっても長い歴史が横たわっていることを感じさせてくれますね。

2021/09/23

[joyfuton]

二帖半敷町、名古曽町、悪王寺町など、京都の不思議な町名の由来を説明する本。といっても学術的な本ではなく、地名にまつわるエピソードを紹介する感じ。筆者の想像もたくさん入っているので話半分という感じだが、京都の長い歴史が様々に入り組んで伝説が生まれ、街の名前になっているのが面白い。そして京都の土地といえば豊臣秀吉の改革が大きく影響していることも実感した。

2015/08/24

[最終バック九番手]

ウンチクと想像にあふれた本…思いつくままに書き散らした感じだが自費出版なのか？…第１版第１刷発行：２００９年７月１日…本体１２００円

2009/08/15

[円井悠]

歴史小説家の作者が京都市内に残る『魅惑』な町名を解説する一冊。天使突抜や元悪王子町って本当にあるん？？と思うような不思議な町名も由来を聞けば「なるほど！」と納得出来ます。いつかまた京都に旅行出来る時には町名のプレートを探しながら町探索をしてみたいですね。

2021/03/07