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市場原理主義の害毒 イギリスからの眺め―世界経済・失敗の本質

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569707853
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0034

出版社内容情報

今回の世界経済崩壊をイギリスの立場で解説。
市場原理主義は、いかにしてはびこり、そして崩壊したのか。イギリスにおけるプロセスから、その害毒のありかを考える貴重な考察。

金融エリートたちのやりたい放題の結末は、借金まみれの腐りきった経済と、納税者へのつけまわしだった。このように書くと、日本のことか? といいたくなる方がほとんどだろう。しかし、これは、イギリスの話である。そして、行なわれた経済破壊の内容は、日本よりはるかにひどい。その顛末を、イギリスの一流誌に寄稿するジャーナリストが告発したのが本書である。世界経済が失敗にまみれた本質的原因が、綿密な分析から説き明かされる。日本やアメリカよりも、より金融熱が高かった国の状況を眺めることは、今後の経済を考えてゆく上で貴重な考察となるであろう。

内容説明

金融エリートたちのやり放題の結論は、借金まみれの腐りきった経済と、納税者へのつけ回しだった。日本よりもひどい状況にいたった顛末を描く。

目次

序章 世界の金融市場を崩壊させた人々
第1章 「傲慢」なるビジネス・金融の英雄たち
第2章 ノーザン・ロック銀行に見る失敗の本質
第3章 自由市場主義者の六〇年戦争
第4章 ゴルディロックス経済という幻覚
第5章 資産を剥ぎ取られる中産階級
第6章 英国経済の妄想
第7章 金融市場という怪物の危険
第8章 「米国の奇跡」の結末
第9章 嵐の中に突入する世界経済
第10章 新大衆主義という希望の道

著者等紹介

エリオット,ラリー[エリオット,ラリー][Elliott,Larry]
1955年生まれ。英国セント・オーボンズ出身。ケンブリッジ大学卒業後、1978年よりジャーナリストとして活躍。現在、「ガーディアン」紙経済部の編集委員

アトキンソン,ダン[アトキンソン,ダン][Atkinson,Dan]
1961年生まれ。英国ブライトン出身。トムソン社でのジャーナリスト研修の後、地方紙、PA通信、「ガーディアン」紙を経て、現在、「メール・オン・サンデー」紙経済部の編集委員

グリーン裕美[グリーンヒロミ]
関西外国語大学英米語学科卒。翻訳・通訳家、英国バース大学・通訳翻訳修士課程日本語課非常勤講師

阪本章子[サカモトアキコ]
大阪外国語大学ドイツ語科卒。金融街シティの日系銀行に勤務後、翻訳家に。主に金融・メディア関係の翻訳を手がける。ロンドン・メトロポリタン大学院(応用翻訳学)非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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