出版社内容情報
「創造的人間主義社会」こそ次の進むべき道。
荒廃した資本主義の限界を超え、次に日本の進むべき道として「創造的人間主義社会」を提示する。最も進んだ社会を日本は実現できる!
本書は、アメリカのマネーゲーム型資本主義社会の限界を超える社会として「創造的人間主義社会」を提示する。そして、その社会を実現するために「地域主権型道州制」によって国の仕組みを変え、21世紀において世界で最も進んだ社会を日本で実現することを提言する。
▼「創造的人間主義社会」とは、一言で言えば現在の資本主義の枠組みの限界を超え、人間の真の幸福や社会の発展を可能にするために、お金よりも、人間のみに与えられた能力である創造能力を活かすことである。日本は現在そのような「創造的人間主義社会」に最も近い位置にあり、その実現を目指すことにより、日本は21世紀を通してアメリカや中国とは異なる最も優れた社会を築くことができ、さらには未来における新しい世界政府形成の入り口を創ることもできる。
▼日本人は、「人類の進む道」を切り拓くくらいの自覚を持つ必要がある。その根拠と、論理的分析、将来展望を描き出す骨太の評論!
●第一章 西欧中心世界の終焉
●第二章 日本の人間主義社会への移行
●第三章 日本人の求道者的技術
●第四章 日本の新しい経営方式
●第五章 「創造的人間主義社会」の実現
内容説明
20世紀における西欧中心の世界が終焉しつつある。21世紀の世界の新しい安定は、資本主義社会を超えた新しい社会システムを目指すことによってのみ実現する。その新しい社会とは「創造的人間主義社会」であり、日本こそがその実現に最も近い位置にある。アメリカや中国を先導する最も優れた社会を築くために―。
目次
第1章 西欧中心世界の終焉(お釈迦さまの生誕地はユートピアのような地;エゴイズムをよい方向に活用する ほか)
第2章 日本の人間主義社会への移行(人間主義社会に近い日本;日本人が集団主義的になったのは西欧の影響 ほか)
第3章 日本人の求道者的技術(具体的事例に見る日本人の求道者的技術;真空管に見る日本、アメリカ、中国の技術の質の差異 ほか)
第4章 日本の新しい経営方式(会社法だけでは仏作って魂入れず;会社の内部は極端な閉鎖社会 ほか)
第5章 「創造的人間主義社会」の実現(日本人の強みを進化させよう;日本の社会の長所を進化させよう ほか)
著者等紹介
杉本正徹[スギモトマサテツ]
1951年石川県に生まれる。1974年横浜国立大学経営学部卒業後、伊藤忠商事に入社。安宅産業との合併での海外関係の業務等に従事した後、瀬島龍三氏の韓国、台湾関係での活動をサポート。2006年伊藤忠商事を退職し、社団法人日本経営士会に入会、有限会社21世紀の経営を設立。現在、日本の未来を担う日本人像の定立や地域経営の仕組み作りなどの研究を行い、その実現のための人材育成などの提案、活動を関係組織との連携を行いつつ進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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