出版社内容情報
江戸の奇怪な事件を解決していくミステリー。
逃亡中に滑落し記憶を失った「りん姫」には、人の心が読める不思議な力が宿る。その力で奇怪な事件を解決していく人情ミステリー。
追っ手から逃れる途中に、滑落し記憶を失った美里藩の「りん姫」は、<鈴屋>という江戸の居酒屋店主・和助に助けられる。記憶が戻るまで<鈴屋>で「おりん」として働くことになったある日、高木屋の番頭・雄吉の妻が殺されるという事件が起きる。下手人は、遊び人己之吉。しかし数日後、己之吉は自殺してしまう。事件は下手人の自殺という結果で終わったかに見えたが……奇談1 移す――「富士参り」、妻が死んだとき富士山にいた夫。このほか、富山の薬売りの怪死、力士の八百長疑惑と饅頭、兄妹の悲しき絆と簪(かんざし)、夫婦(めおと)の約束をしながら消えた女など江戸市中で起こる奇怪な事件を「りん姫」が「鬼姫」となり解決していく連作時代ミステリー。
▼鬼姫の長刀が一閃するとき、真実が明らかになる!
●第一章 富士参り
●第二章 人形流し
●第三章 七夕
●第四章 月見
●第五章 七五三
●第六章 羽子板市
●第七章 藪入り
内容説明
新ヒロイン「りん姫」、悪を斬るため鬼となる。人の心は、まったく奇なもの。江戸市中で起こる七不思議。
著者等紹介
鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、『邪馬台国はどこですか?』で衝撃のデビューを飾り、ミステリー界の話題をさらう。以来、奇抜なアイディア、ユーモア溢れる語り口で読者の圧倒的支持を得る。大胆でオリジナリティある歴史推理が注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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