鬼姫人情事件帖

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569707471
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

江戸の奇怪な事件を解決していくミステリー。

逃亡中に滑落し記憶を失った「りん姫」には、人の心が読める不思議な力が宿る。その力で奇怪な事件を解決していく人情ミステリー。

追っ手から逃れる途中に、滑落し記憶を失った美里藩の「りん姫」は、<鈴屋>という江戸の居酒屋店主・和助に助けられる。記憶が戻るまで<鈴屋>で「おりん」として働くことになったある日、高木屋の番頭・雄吉の妻が殺されるという事件が起きる。下手人は、遊び人己之吉。しかし数日後、己之吉は自殺してしまう。事件は下手人の自殺という結果で終わったかに見えたが……奇談1 移す――「富士参り」、妻が死んだとき富士山にいた夫。このほか、富山の薬売りの怪死、力士の八百長疑惑と饅頭、兄妹の悲しき絆と簪(かんざし)、夫婦(めおと)の約束をしながら消えた女など江戸市中で起こる奇怪な事件を「りん姫」が「鬼姫」となり解決していく連作時代ミステリー。

▼鬼姫の長刀が一閃するとき、真実が明らかになる! 

●第一章 富士参り 
●第二章 人形流し 
●第三章 七夕 
●第四章 月見 
●第五章 七五三 
●第六章 羽子板市 
●第七章 藪入り

内容説明

新ヒロイン「りん姫」、悪を斬るため鬼となる。人の心は、まったく奇なもの。江戸市中で起こる七不思議。

著者等紹介

鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、『邪馬台国はどこですか?』で衝撃のデビューを飾り、ミステリー界の話題をさらう。以来、奇抜なアイディア、ユーモア溢れる語り口で読者の圧倒的支持を得る。大胆でオリジナリティある歴史推理が注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

50
★★★鯨としては、どちらかといえばハズレ。ある事件で記憶を失ったおりんが、特殊能力で犯人を突き止め、ぶった切っていく話なれど、何とも言えず薄っぺらで意味もなく、娯楽にもならない一冊。2015/10/13

Norico

21
ある藩のお姫さまが、誰かに命を狙われて襲われ、記憶をなくして、江戸の街中の居酒屋で働きつつ、悪人をぶった切っていくお話しです。お姫さまを襲った相手、軽く明かされすぎな気が?もっと違う謎がでてくるのかな?終わり方も続編ありそうな感じですし。連作短編なので、時間がちょっと空いたときなどに読みやすいです。2015/05/24

にゃも

11
ある秘密を知ってしまったために命を狙われ、がけから落ちて記憶を失ってしまったりん姫。助けてくれた和平のお店を手伝いながら、いつしか不可解な事件の真犯人を闇で成敗する『鬼姫』となる。年中行事に合わせたタイトルの短編連作で、りん姫をめぐる謎らしきものが1本ドーンとあるのですが、なんというか…すべてが薄ーい感じ。内容が面白いわけでもなく江戸の情緒が感じられるわけでもないせいか、「なんでりん姫と岡場所の女の喋り方が一緒なんでぃ!」と細かいところでイラッとするはめになってしまい残念!2017/10/25

びぎR

4
『臣下に襲われたりん姫は記憶を失ってしまう。居酒屋「鈴屋」の老夫婦に拾われたりんは不思議な力を使って江戸の事件の真相を暴く。』 短編七話収録、各話タイトルは年中行事などにちなんだもの。「自薦 THE どんでん返し3」で冒頭話を読んだので元本を読んでみた。事件の真相が勧善懲悪ものにしてはドンヨリしているものが多くて後味が悪い。同心の名前が桑田圭介だったり(何刻だネタあり)、りんの武器が笛が伸びて薙刀になったりするのはギャグだと思うがあまり面白くない。2020/04/15

zazo嶋

4
善くも悪くも鯨作品だなーという感じでしょうか。2009/06/13

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