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地方を殺すのは誰か―立ち上がれ、圧制に苦しむ地方の経営者よ!

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569706191
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0030

出版社内容情報

中央集権官僚制が地方を蝕む現実を訴えた書。

中央集権官僚制、民営化、規制緩和、不公正な競争、リーダー不在……鹿児島の経営者が地方を疲弊させている原因を明らかにする!

わが国は民主主義国家、法治国家であるはずなのに、現実には封建的、社会主義的な因習、矛盾に満ちている! たとえば、規制緩和によってバス事業は参入自由、退出自由になったにもかかわらず、不採算路線を廃止しようとすると「けしからん」といって怒られてしまう。その結果、公営交通が赤字垂れ流しの一方で、民間資本のバス会社はイバラの経営を強いられ、破綻に追い込まれている。

▼そのほかにも、金融庁の「金融検査マニュアル」による貸し剥がし、郵政民営化によって生まれた「郵便事業」が行おうとしている独占化、地方だけが割を食う「オープンスカイ政策」など、中央の官僚たちが進める政策によって、地方の多くの企業が退場を余儀なくされているのがいまの日本である。

▼本書は、鹿児島で陸運・海運・航空・観光・ホテル・放送など幅広い事業を展開する気骨の経営者が、理不尽な圧制と闘う現実を描きつつ、地方が繁栄する方策を示した書。

内容説明

中央集権官僚体制、金融検査マニュアル、民営化、規制緩和、不公正な競争…負け組のレッテルを貼られた地方の企業は座して死を待つのみなのか?既存体制と闘う気骨の経営者が語る、地方の繁栄なくして日本に未来なし。

目次

第1章 中央集権官僚体制が地方を殺す
第2章 憲法の「欠陥」が地方を殺す
第3章 「金融庁不況」が地方を殺す
第4章 民営化・規制緩和が地方を殺す
第5章 不公正な競争が地方を殺す
第6章 リーダー不在が地方を殺す

著者等紹介

岩崎芳太郎[イワサキヨシタロウ]
1953年、鹿児島県生まれ。鹿児島市立玉龍高校を卒業後、慶應義塾大学経済学部へ進み、1976年、三井物産株式会社入社。米国(ニューヨーク)勤務を経て、1984年、いわさきグループの中核会社、岩崎産業株式会社に入社。1987年、同社副社長、2002年から同社代表取締役社長に就任。鹿児島だけに止まらず、国内から海外へも事業を拡大。グループ関連会社であるいわさきコーポレーション(株)、いわさきホテルズ(株)、白露酒造(株)、豪州岩崎産業(株)、インターローカルメディア(株)など、50数社のCEOとして、陸運・海運・航空・観光・ホテル・放送・製造・林業など幅広く事業を展開している。1997年、マンスフィールド特別賞受賞。現在、日本ホテル協会九州支部長、鹿児島県観光連盟副会長、鹿児島商工会議所観光部会長、鹿児島県バス協会会長、日本バス協会理事、九州観光推進機構理事、鹿児島県旅客船協会理事、財団法人岩崎育英奨学会副理事長。グループの創業者である祖父岩崎與八郎が18年間、父である岩崎福三は12年間、鹿児島商工会議所の会頭を務めていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。