2010年中国が牙をむく

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569703626
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0030

出版社内容情報

北京オリンピックを終えた中国は、露骨な軍事路線に走る可能性が高い。「帝国への覇権」か、「崩壊への道」を歩むのか。その行方を読む!

中国が露骨な軍事路線へと走る危険性を読む。

北京五輪という世紀の祭りが終わった後の中国は、どのような方向へ向かっていくのか。国威発揚のため、無理に無理を重ねてきた中国共産党は、表向きの成功とは裏腹に「大きな影」も抱えている。経済と社会のひずみがさらに増大したとき、中国は露骨な軍事路線に走る可能性が高い。そしてその矛先は2010年を境として、台湾に向かう可能性が否定できない。

▼「帝国への覇権」か「崩壊への道」を歩むのか。本書はまず、経済・社会・政治などの各方面における「中国の2008年」の意味を解析し、この国の抱える諸々の矛盾と難題の全体像を提示する。そのうえで著者が3名の専門家、中嶋嶺雄、櫻井よしこ、中西輝政の各氏と共に、インタビュー(対談)の形で歴史的視点から、日本的視点から、そして文明史と国際政治全体からの「中国観」および「中国観察」を提示していく。中国はどうなるか、という重大な難問への解答に、気鋭の評論家が正面から立ち向かう一冊!

●序 「厄年」の2008年と「ポスト北京五輪」の行方 
[第I部]深刻化する歪み、そして暴発へ 
●第1章 「投資カンフル剤」と「安売り輸出」に頼る高度成長の終焉 
●第2章 「成長の神話」をつくり上げた不動産バブルの膨張と崩壊 
●第3章 中国経済の「死に至る重病」とその病巣 
●第4章 深刻化する社会的歪みと暴発寸前の中国社会 
●第5章 2010年、中国共産党が牙をむく 
[第II部]日本が直面する深刻な危機 
●第6章 「中国の脅威の根本」とは何か 
●第7章 存亡の危機に直面している日本 <対談>◇櫻井よしこ(ジャーナリスト)◇石平 
●第8章 未曾有の危機、そして起死回生のチャンス <対談>◇中西輝政(京都大学教授)◇石平

内容説明

「中華聖戦」の矛先は台湾へ向かう。経済・社会・政治などの各方面における「中国の2008年」の意味を解析し、この国の抱える諸々の矛盾と難題の全体像を提示する。

目次

「厄年」の2008年と「ポスト北京五輪」の行方
第1部 深刻化する歪み、そして暴発へ(「投資カンフル剤」と「安売り輸出」に頼る高度成長の終焉;「成長の神話」をつくり上げた不動産バブルの膨張と崩壊;中国経済の「死に至る重病」とその病巣;深刻化する社会的歪みと暴発寸前の中国社会;2010年、中国共産党が牙をむく)
第2部 日本が直面する深刻な危機(「中国の脅威の根本」とは何か;存亡の危機に直面している日本;未曾有の危機、そして起死回生のチャンス)

著者等紹介

石平[セキヘイ]
1962年、中国四川省に生まれる。北京大学哲学部を卒業。1988年に来日。神戸大学文化学研究科博士課程修了。現在、民間研究機関勤務。2002年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を著し、中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来、評論活動に入る。『正論』『WiLL』『Voice』などの論壇誌にて論文掲載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

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例え貧富の差があったとしても、自分たちの未来が輝かしいものであればそれはある程度受け入れられる。自分たちの未来が書かやかしいものであると感じるためには、経済の成長は欠かせない。その成長が鈍り、そして改善の兆しが見られなくなった時、民衆の怒りは大きな力となって政府に向かってくる。そうならないようにするためにも、共産党は無理矢理にでも成長させ続けようとしている。2013/06/18

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