PHP新書<br> プロ法律家のクレーマー対応術

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PHP新書
プロ法律家のクレーマー対応術

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  • サイズ B40判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569699264
  • NDC分類 673.3
  • Cコード C0230

内容説明

「悪質クレーマー」と呼ばれる人々が激増している。苦情・クレームに名を借りて、企業や行政に対し、執拗に不当な要求や嫌がらせを繰り返す。人格・精神面に問題を抱え、合理的な説得も通じない。そうした「悪質クレーマー」に対しては、「顧客」とはっきり区別し、「法的対応」をとることが、唯一の有効な解決策となる。本書では、クレーマーに遭遇したとき、その見分け方、弁護士との連携、従業員の保護など、具体的な対策を詳説。いざというとき慌てないために、すべての役所、企業、学校関係者、必読。

目次

第1章 悪質クレーマーに潰される!
第2章 顧客?それとも悪質クレーマー?
第3章 悪質クレーマーの4タイプと対応の基本
第4章 顧客を悪質クレーマーに変えるな
第5章 悪質クレーマーの術中にはまるな
第6章 クレーマーに言質・念書を取られるな
第7章 悪質クレーマーの犯罪行為
第8章 企業不祥事が起こったときのクレーム対応
第9章 悪質クレーマー対応の7つの鉄則
第10章 今後の課題

著者等紹介

横山雅文[ヨコヤママサフミ]
1963(昭和38)年生まれ。弁護士。中央大学法学部法律学科卒。平成3年4月弁護士登録(東京弁護士会)。国内法律事務所の勤務弁護士を経て、平成10年に表参道法律事務所設立。顧問先企業の民事介入暴力、悪質クレーム対応の経験から、悪質クレーマーを分析し、その対応のノウハウを企業セミナー等で公開して好評を得ている。また、株式会社東京商工リサーチのホームページにて、「予期せぬ損害」「重要新法ポイント解説」を連載している。東京弁護士会住宅紛争処理委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

40
【再読】クレームの多かった元職場にいた時、元有名デパートお客様相談室長だった関根眞一氏の著書を読んだ。その延長として本書を読む。本書は弁護士の視点から、悪質クレーマーに対処するノウハウを教示してくれた。著者の主張は「悪質クレーマーは顧客として扱うべきでなく法的対応をすべき」ということ、「嫌がらせをしようとする人々は現におり、それによって苦しめられている人々がいる」という主張に、実感を伴って首肯できた。2020/03/19

LaVieHeart

10
最近本当に訳の分からないクレーマーが増えたように思う。もう客相手の仕事なんかしたくなくなる位に。 弁護士さんの著書だからという事もあるのだろうが、悪質クレーマーに対する対応は弁護士に窓口になってもらう、というのが基本姿勢のようだ。第三者を挟む事で、訳の分からないクレームはつけづらくなるようだ。その為にはまず、そのクレームが悪質なものなのかを見極める事が大事。当然対応次第でクレーマーは増えてしまうのだ。 企業や公共サービスも、「お客様至上主義」を辞めてイエスノーを明確に言えなければならない時代になっている。2024/05/30

Kaz

9
私は公的サービス業界の一員ですが、法的対応を採らなければいけない場面でも、実現は困難です。本書を読んで感じたのは、対応次第で悪質なクレーマーを作らないで済むのではないかということです。非常に難しいのですが・・・。2013/01/28

gondan

9
★★★★☆ 前の会社で、頭のおかしいようなクレーマーに振り回されたことがある。そして、顧客として企業の横柄なクレーム対応に切れたこともある。クレーマーの問題に関してはどちらの気持ちも理解できる。本書の良い点は、クレーマーを分類して分析している点、そして執拗なクレーマーから身を守るすべだけでなく、企業の態度がクレーマーを生むとして企業をも戒めていることだ。どのようなクレームに対しても、公正で論理的に対応すべきだという本書の主張にはとても同感。具体的な対処法が載っていることもポイント高い。2012/03/16

アイスマン

7
クレーム対応の基本は事実関係の確認を優先する事であり、事実関係の確定が終わるまでは、責任の有無や賠償の提示は絶対厳禁である。また、責任や賠償を前提に損害額の査定をしたり、相手側の査定を受理するのも絶対厳禁である。このような対応をすると賠償する事を前提に話が進んでしまうからだ。との部分が特に勉強になったし、例え翌朝まで軟禁状態になろうが、絶対に譲れない部分は譲るべきでないと思った。2016/08/01

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