- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
内容説明
一七七六年に初巻が発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立したギボンの『ローマ帝国衰亡史』。その絶大なる人気ゆえに激しい批評にもさらされたが、論敵からでさえ「言語が続くかぎり、この書は永遠に続く」と評価されたこの歴史書に、現代人は何を学ぶべきなのか。本書では、原著に記された各時代の代表的な章を選び、下巻(第8章~終章)では、ユリアヌス帝の登場からローマの滅亡までの歴史を眺望する。
目次
高まるユリアヌスの名声
奸臣たちの策略
苦悩する副帝
臣下としての忍従
「親愛なる兵士諸君よ!」
あらがえない奔流のなかで
せまる内戦に向けて
一方における和解工作
忍従の終わり
ガリア軍の快進撃〔ほか〕
著者等紹介
中倉玄喜[ナカクラゲンキ]
1948年、長崎県平戸市生まれ。高知大学文理学部化学科卒。在日外国大使館、翻訳会社経営、環境英字紙の発行人などを経て、現在ローマ史関係の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件