内容説明
「めぐみさんを拉致したのはオレたちだ」一〇〇名の日本人拉致を告白し、横田夫妻宛の謝罪文を遺して凄惨な死を遂げた北朝鮮工作員。その男と義兄弟の契りを交わした著者が、長い沈黙を破り、いますべてを語る！政府も知らない真実を明らかにした衝撃のノンフィクション。
目次
不器用な出会い
あの男、何者か
はるかなる北朝鮮
義兄弟の契り
拉致事件、明るみに
北京、天安門広場にて
ルーツを訪ねて
衝撃の手記
封印された手紙
読み取ったブロックサイン
病室の長い対話
それぞれの終楽章
亡友を悼む小論文
合言葉、つかんだシッポ
うるわしき未亡人
著者等紹介
笹谷洋一［ササヤヨウイチ］
昭和１２年生まれ。県立姫路西高校を経て、早稲田大文学部中退。各地各職を経て帰郷、３０年間自営業に従事。その間、在日朝鮮人兵庫県灘商工会副理事長・張龍雲氏（北朝鮮工作員）と知り合い、義兄弟となり、横田めぐみさんら多人数の拉致工作証言を得る。その後、将棋観戦記者に転じて一連の棋界改革を主唱したが、病気引退して執筆に専念。２０代から小説・評論に作品多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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