出版社内容情報
温暖化から地球を救うのは、「金儲け」である――「環境」と「金」が両立し始めた。地球を冷却しながら、利益を出す新しい経済学とは?
本書では、日本人が知らない「環境で稼ぐ」ビジネスの実態と、そのプレーヤーたちの正体を解き明かしつつ、地球の危機が叫ばれる中でにわかに注目を集めつつある「市場原理導入による地球環境保全」という“新しい経済のルール”を取り上げる。
目次
第1章 ポイント・オブ・ノーリターン(“魔法の衣”に守られている人類;宮沢賢治も知っていた“温室効果ガス”;悪いのは、本当に人類なのか? ほか)
第2章 「温室効果ガス排出権」で儲ける人たち(「排出権」を買い漁る人たち;空から月餅が降ってきた―「排出権」最大の輸出国・中国の思惑;国民の税金で「排出権」を買う日本政府 ほか)
第3章 資本主義経済は永続可能か(世界を覆う資本主義経済;閉じた経済学の限界;ひっくり返せない砂時計の恐怖 ほか)
著者等紹介
北村慶[キタムラケイ]
慶應義塾大学卒。ペンシルベニア大学経営大学院(ウォートン・スクール)留学。大手グローバル金融機関勤務。(財)日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャル・プランナー一級技能士(国家資格)。日米欧で、投資ファンド、M&A仲介・コーポレートアドバイザリー業務、および環境関連のプロジェクト・ファイナンスや金融商品開発に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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vonnel_g
2
刺激的なタイトルだけれど、世間を変えるには平和とか正義とか言ってるけれどお金も大事よ、という至極まっとうな内容。排出権の売買に関してのニュースを追ってみることにした。2016/01/30
よるかわ
1
ディベート資料用として読んだ。単語だけはなんとなく知っていたものがきっちり繋がった。2010/11/09
hisako
1
二酸化炭素の排出権をめぐる問題を今まで考えたことが無かったので、参考になりました。うちらの税金、ヘッジファンドに踊らされて、そんな使われ方でイイのか!?!?2009/02/02
ottohseijin
1
2006年度の排出権価格は15~20ユーロ。日本の場合、5%不足で3億1525万トン×50ユーロ=2兆6000億円!、10%なら5兆円。勘弁してほしいです。2008/09/23
Don
1
良書です2008/01/20
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