出版社内容情報
日本でおびただしいほどに出版されている日中戦争に関する書物とは異なる観点から、日中戦争の核心に迫る注目の一冊!!
日中戦争についての歴史論争の核心に迫る!
本書では、日中戦争研究の大前提となっている「侵略戦争を起こした日本と侵略された中国」という枠組みは、取り払われている。――冒頭からこう述べられているとおり、本書はこれまでの硬直した日中戦争観を排したうえで歴史をとらえようと試みたものである。
▼本書では、これまで正面から論じられなかったが事実が明らかにされている。その一つが、本書サブタイトルにあるように、「戦争を望んだ中国と望まなかった日本」という構図である。また他にも、これまで論じられなかった事実が、丁寧な検証をもとに提起されている。
▼中国近代史研究に定評のある二人の著者が送る渾身の論考。本書の読者は、日中戦争に対する見方がこれまでいかに歪曲したものであったかがわかるだろう。
▼まさに日中の近現代史を変えるであろう一冊!
●序章 国際政治と戦争
●第一章 日中戦争に至る歴史的背景
●第二章 日中戦争と中国
●第三章 日中戦争と日本
●第四章 日中戦争と中国社会
●第五章 中国社会を変化させた戦争の力学
●第六章 日中戦争から太平洋戦争(大東亜戦争)へ
●第七章 中国人の「歴史観」
内容説明
「日中戦争は日本の侵略戦争だった」―この言説の呪縛から解き放たれるときがきた。戦争開始前後における知られざる「真実」を明らかにした画期的論考。
目次
序章 国際政治と戦争
第1章 日中戦争に至る歴史的背景
第2章 日中戦争と中国
第3章 日中戦争と日本
第4章 日中戦争と中国社会
第5章 中国社会を変化させた戦争の力学
第6章 日中戦争から太平洋戦争(大東亜戦争)へ
第7章 中国人の「歴史観」
著者等紹介
北村稔[キタムラミノル]
1948年京都府生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大大学院博士課程中途退学。三重大学助教授を経て、立命館大学文学部教授。法学博士。専門は中国近現代史
林思雲[リンスーユン]
1963年中国南京市生まれ。1985年南京大学を卒業。1992年に留学のため来日。1996年に九州大学で工学博士号を取得後、日本の企業に就職。1997年以降、中国語インターネットウェブサイト上で日中関係をはじめとする様々な分野について個人的な見解に基づく文章を発表し、多くの読者の関心を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
Hiroki Nishizumi
mochizo
兵衛介
shinoper