出版社内容情報
脳と心を操る「情報」の扱い方に警鐘を鳴らす。
なぜゲームを始めるとやめられないのか? 薬物依存との違いは? 映像、音、画像……脳と心を操る「情報」の扱い方に警鐘を鳴らす。
私たちの脳と心は、映像や音などふだん接する“情報”によって、大きな影響を受けている。薬物を濫用すれば依存症が発生するのと同じように、“情報”によっても依存が形成され、脳と心は深刻なダメージを受けることがある。本書では、このような脳と心をあやつる“情報”を「インフォドラッグ」と呼び、その接し方・扱い方に警鐘を鳴らす。 テレビゲームはとりわけ魅力的なインフォドラッグだ。親が放っておいたら、子どもたちはほとんどの時間をゲームに費やす。なぜなら、ゲームに夢中になっているときに脳内で放出されるドーパミンの量は、覚醒
●第一章 テレビゲームはインフォドラッグである
●第二章 テレビゲームのしすぎで依存症が起こる
●第三章 脳にはマネる性質がある
●第四章 暴力映像が凶暴な人をつくる
●第五章 テレビゲームは最も効果的に暴力を教える
●第六章 子どもの脳を汚染から守るためにできること
内容説明
私たちの脳と心は、映像や音楽といった「情報」の影響を受けている。ときには、薬物同様に依存が形成され、脳と心は深刻なダメージを受けることがある。本書では、このような情報を「インフォドラッグ」と呼び、その危険性に警鐘を鳴らす。テレビゲームはとりわけ魅力的なインフォドラッグだ。親が放っておいたら、子どもはほとんどの時間をゲームに費やす。なぜなら、ゲームに夢中になっているとき脳内で放出されるドーパミンの量は、覚醒剤を注射したときとほぼ等しいからである。子どもたちをゲーム依存から救出せよ。
目次
第1章 テレビゲームはインフォドラッグである
第2章 テレビゲームのしすぎで依存症が起こる
第3章 脳にはマネる性質がある
第4章 暴力映像が狂暴な人をつくる
第5章 テレビゲームはもっとも効果的に暴力を教える
第6章 子どもの脳を汚染から守るためにできること
著者等紹介
生田哲[イクタサトシ]
1955年北海道・函館生まれ。東京薬科大学卒業。がん、糖尿病、遺伝子研究で有名なシティオブホープ研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの博士研究員を経てイリノイ工科大学助教授(化学科)。薬学博士。アメリカで遺伝子の構造やドラッグデザインをテーマに研究生活を送る。現在は日本で、精神や心のはたらきを物質レベルで解析し、生化学、医学、薬学などライフサイエンスを中心とする執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。