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とっておきのどうわ
はらっぱのおはなし (新装改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 77p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569689777
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

子を必死に守る母親の愛情があふれるお話。

お母さんキジは身動きひとつせず、大事に大事にたまごを抱いていました。すると、二匹のカラスがたまごを盗もうと狙ってきました。

ススキのはらっぱで、お母さんキジは昨日から何も食べずに、たまごを大事に大事に抱いていました。はらっぱには、巣の中のたまごを狙っている敵がたくさんいます。今でも、すぐそばの木から、二羽のカラスがたまごを盗みとろうとしているのです。おかあさんキジはグウグウと怒りの声をあげて、カラスを追いやりました。

▼カラスがいなくなり、ようやくお母さんキジはえさを食べにでかけました。ところが、巣にもどってみると、きみのわるいカラスヘビがなんとたまごを一つ飲み込んでしまっていたのです。怒ったお母さんキジは、カラスヘビにおそいかかりました。しかし、すばやいカラスヘビはお母さんキジのからだに巻きついて……。

▼つぎつぎと現れる敵たちから必死でたまごを守るお母さんキジ。たまごからうまれたキジも、またあらたな敵から狙われてしまいます。

▼厳しい自然の中で、子供たちに愛情を注ぐ母親の姿が感動を呼ぶ、椋鳩十の名作。

[一]どろぼうガラス 
[二]きみのわるいやつがいた 
[三]たまごのなかの声 
[四]おかあさんキジのちえ

内容説明

カラス、ヘビ、イタチ…おそろしい敵から、命がけでこどもたちを守るおかあさんキジの物語。

著者等紹介

椋鳩十[ムクハトジュウ]
1905年、長野県生まれ。法政大学卒業後に、鹿児島県に教員として赴任する。その後、児童向けの動物文学を書き始め、「少年倶楽部」で活躍。『片耳の大鹿』で文部大臣奨励賞、『大空に生きる』で小川未明文学奨励賞、『マヤの一生』『モモちゃんとあかね』で第1回赤い鳥文学賞など、受賞歴多数。1987年永眠

小林絵里子[コバヤシエリコ]
1970年、東京都生まれ。主に、自然の四季や情景とそこに生きる生きものたちをテーマに描き続けている。国内外での展覧会活動のほか、出版物や印刷物などのイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いろ

12
キジの子育て。子どもの頃,椋鳩十は大好きで読みあさった思い出がある母(私)。でもタイトルも内容も全く記憶にはない。小5国語で椋鳩十を習うらしいと知り,9歳男児にもそろそろ楽しめるかも~と借りる。息子は野生動物ものは両親程の関心を示さないけれど,サラッとは読んでくれた。文章に懐かしい匂いがする。10個近くの卵を母だけで抱き,生まれた雛を育てる大変さ。敵の多さ。厳しい自然で懸命に子を守る親に胸が熱くなる。それも本能,生まれたばかりの子が母の合図で身を隠す術を知っているのも本能。本能って何だ!!? 本能の驚異。2017/12/26

おはなし会 芽ぶっく 

9
覚書 『司書と先生がつくる学校図書館』より2年生向け。2021/03/28

こどもふみちゃん 

4
日本古来の鳥、雉の母親が蛇やカラスから卵を守りため奮闘します。お腹がすいても巣を離れるわけにいきません。卵がかえっても、まだまだ敵は沢山います。椋鳩十さんの動物物語です。ドキドキしますが、子供達も本当に真剣に話を聞いてくれます。お勧めの本です。お勧めの作者です。4・5・6・7・8・9・10歳向け。2012/09/20

はゆ

3
キジのおかあさんが、わが子を外敵から守り抜くおはなし。おとうさんは一度も登場しなかったが、キジのオスってどんな役目なのだろう?ヒナたちが、生まれながらに持っいる、敵から身を隠す技には驚いた。2015/09/26

mame

0
はらっぱでの、お母さんキジの子育ての様子。敵から我が子を守るお母さんは大変。2022/01/04

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