出版社内容情報
まぬけだけど、にくめない人たちがいっぱい!
きみょうな宿屋、あぶなっかしい床屋、あわてんぼうの医者。町人が主人公の落語・小ばなしを14話収録。「寿限無」も入ってるよ。
「うちは、ごはんのおかずを一日にうめぼしひとつにしてますわ。まず、朝に実を食べて、昼はたねをしゃぶって、夜はたねをわって、中のものを食べてるのよ」「あら、あんた、そりゃもったいない。うちなんか、うめぼしをじっと見てると、口の中がすっぱくなるだろ。それをおかずにごはんを食べてるわ」……。
▼ケチがじまんの長屋の奥さん、患者を間違えるあわてんぼうの医者、口が悪い床屋など、ゆかいな町人が主人公の落語・小ばなしを14話紹介。お話は、音読用落語、独演用小ばなし、落語まんざい、落語コント、落語劇などにアレンジされていて、いろんなスタイルで落語を楽しめるようになっています。
▼きみょうな、みょうが宿/けちべえさん/あぶないとこ屋/なくし物/あわて医者/つるは千年、かめは万年/わしはるすじゃ/馬フンをしたねこ/けちケチまんざい/アホな目じるし/どっちもどっち/ぎゃくてんバカ/寿限無/おれはだれだっけ
●《落語(音読用)》 きみょうな、みょうが宿(原題 みょうが宿)
●《落語(音読用)》 ケチべえさん(原題 しわい屋)
●《落語(音読用)》 あぶないとこ屋(原題 不精床)
●《小ばなし》 なくし物(原題 やっとわかった)
●《小ばなし》 あわて医者(原題 一大事)
●《小ばなし》 つるは千年、かめは万年(原題 浮世根問)
●小ばなしを楽しくえんじる方ほう
●《落語まんざい》 わしはるすじゃ(原題 るす)
●《落語まんざい》 馬フンをしたねこ(原題 そこつ小ばなし)
●《落語まんざい》 けちケチまんざい
●《落語コント》 アホな目じるし(原題 目じるし)
●《落語コント》 どっちもどっち(原題 右大臣左大臣)
●《落語コント》 ぎゃくてんバカ(原題 ばか売り)
●《りん読用》 寿限無
●《落語げき用》 おれはだれだっけ(原題 そこつ長屋)
内容説明
ジコチューのとこ屋さん、けちがじまんのケチべえさん、あわてんぼうの医者、自分が死んでるのかわからない熊さん…。こんな、ゆかいな人が出てくる落語や小ばなしが14話入ってるよ。大人気の「寿限無」はみんなで、りん読できるようになっているよ。
目次
落語(音読用) きみょうな、みょうが宿(原題・みょうが宿)
落語(音読用) ケチべえさん(原題・しわい屋)
落語(音読用) あぶないとこ屋(原題・不精床)
小ばなし なくし物(原題・やっとわかった)
小ばなし あわて医者(原題・一大事)
小ばなし つるは千年、かめは万年(原題・浮世根問)
落語まんざい わしはるすじゃ(原題・るす)
落語まんざい 馬フンをしたねこ(原題・そこつ小ばなし)
落語まんざい けちケチまんざい
落語コント アホな目じるし(原題・目じるし)
落語コント どっちもどっち(原題・右大臣左大臣)
落語コント ぎゃくてんバカ(原題・バカ売り)
落語(りん読用) 寿限無
落語(落語げき用) おれはだれだっけ(原題・そこつ長屋)
著者等紹介
たかしま風太[タカシマフウタ]
本名、高嶋和男。1943年山形県生まれ。1968年に公立小学校の教師となり、30年間務めたのち創作活動に入る。20歳の時に、故・林家三平師匠と出会い、落語の世界に興味を持つ。現在は日本児童文芸家協会会員で、子どもの本や教育関係の本を出版。日本レクリエーション協会公認、レクリエーション・インストラクター
うちべけい[ウチベケイ]
島根県生まれ。武蔵野美術大学卒業。大手広告代理店デザイナーを経て、絵本作家、童画家として活躍中。保育出版物の創作ばなしなども多く手がける。日本児童出版美術家連盟、創作集団プロミネンス各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。