内容説明
おしいれのすみっこから、さくらいろのけいとだまがころりとでてきたよ。ベレーぼうをあもうと、チイばあちゃんはかぎばりをさがしはじめますが…。
著者等紹介
あまんきみこ［アマンキミコ］
１９３１年、旧満州に生まれる。日本女子大学（通信）卒業。作品に『車のいろは空のいろ』（日本児童文学者協会新人賞・野間児童文芸推奨作品賞、ポプラ社）、『ちいちゃんのかげおくり』（小学館文学賞、あかね書房）、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』（野間児童文芸賞、福音館書店）、『だあれもいない？』（ひろすけ童話賞、講談社）などがあり、児童文学の第一人者として活躍中
やまわきゆりこ［ヤマワキユリコ］
１９４１年、東京都に生まれる。上智大学卒業。実姉中川李枝子さんとコンビの仕事が多数あり、その楽しい絵は、日本ばかりでなく外国でも高く評価されている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
87
押入れの隅っこから桜色の毛糸を見つけたおばあさん。ベレー帽を編もうとかぎ針を探してみると、飼い猫から「引き出しの奥の奥は探したの？」と指摘される。奥の奥？と思って引き出しを開けてみると、するするするする。なんと、家の外まで引き出しが続いていく。引き出しの中身は、空きビン、鎖、ビー玉など、他愛のないものばかり。最後にかぎ針が見つかりベレー帽があめた。その他の引き出しの中身は近くで遊んでいた子供達の手に渡り、おばあさんと友達に。猫は外に出るのにちょうど良い穴を手に入れた。何もかも丸く収まってよく出来たお話だ。2017/02/21
♪みどりpiyopiyo♪
48
おしいれのすみっこから、さくらいろのけいとだまがころりとでてきたよ。チイばあちゃんは かぎばりをさがしはじめますが… ■なんて可愛くって夢のあるお話♡ 子供の頃は、押入れやひきだしの奥の奥って 未知の世界だったよね。■チイばあちゃんと とらねことらた、こんな暮らしをしているおばあちゃまが きっとどこかに、いえいえ、ほんのご近所に居そうな気がします♪ ■こーいうの、ほんと大好き。かわいいちびちゃんたち みんなに読んであげたくなっちゃいました *ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* （1996年。2008年 新装版）（→続2019/07/27
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
46
あんな引き出しだったとは・・。でもこんな引き出しなら夢がいっぱい、楽しさいっぱいワクワクしそう。小さい頃は自分の机の中に色んなものを入れていたことを懐かしく思い出しました。2021/10/14
gtn
31
人生の最終章に当たっては、思い出のお裾分けが必要になるのだろうか。2020/12/05
いろ
27
プチ猫絵本祭♪ 探し物をするチイばあちゃん，猫のとらたが「引出しの奥の奥まで見た？」探してみると…というお話。どんどん伸びていくところが，９歳男児の心をつかみ「すごく面白いね！」すっかり気に入った様子。引出しのために壁に穴開ける!?のはびっくりしたけど，最後は猫ドアに転用，つじつまが合わせてあるのに感心したw 何でも溜めこんで引出しに放り込む癖，片付け苦手な我が家には「分かる～。」欲しいと引き取ってくれ，友達も出来て，引出しもスッキリ☆一石三鳥，…猫ドアも，で四鳥！チイばあちゃん，よかったね＾＾2017/03/13
