内容説明
幼い王を戴いたコパー諸島は、冷酷無慈悲な摂政夫妻が恐怖政治を敷いていた。それに対する民衆の反発は強く、首都をはじめ、島々は不穏な気配に満ち満ちていた。そんななか、離島に追放され、一家の主メークエン公爵を失いながらも厳しい冬をのりきったバーリタン一家が、首都ラジムアトへ帰還することとなった。冬のあいだ、アリーは忠実に一家に仕える一方で、ラカの預言にある「約束された女王」を誕生させるべく、ラカの仲間とともに反逆の準備を着々と進めていた。そして、ついに舞台は都へと移り、陰謀計画が始動した。抑圧と流血に彩られた不幸な政治は終わるのか。きまぐれな神がしかけた壮大なたくらみ、そして、数百年のあいだ人びとが待ち望んできた希望は実現するのか。権力を守り抜こうとする王家側と、希望を手にいれようとする反逆者たちの息詰まる攻防戦が、いまはじまる。
著者等紹介
ピアス,タモラ[ピアス,タモラ][Pierce,Tamora]
ニューヨーク在住のアメリカで人気の十代の子ども向けファンタジー作家。1954年アメリカ、ペンシルバニア州に生まれる。ペンシルバニア大学を卒業。ラジオ製作会社のチーフライター、銀行や広告業での秘書など、さまざまな仕事についた後、作家になる
久慈美貴[クジミキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一条梓(アンフィトリテ)
2
だいぶ昔に読んだ。3巻目。
saori
2
おうきゅうのスパイ長官のとぱばうが、しんで(しょけいされて)、よかった。みやこにもどってきて、はんぎゃくが、はじまりだした。おうけをたおして、じゆうになれるのかだ、たのしみ。2012/06/17
まさと
1
この表紙の男は、誰のつもりなんだろう?(´ε`;)…2012/05/07
ひめ
1
ナワトが不在でちょっぴり寂しい3巻ですが、脇役ながらテイバーがなかなか魅力的です。立場的には味方にはならないだろうけども、敵にしてしまったらさしものアリーも敵わないのでは? あちこちに仕掛けをばらまき続けた作戦がいよいよ効を発しだす…。にしても『影』は超便利だなあ(^^;2009/11/14
アクア
0
ナワトの出番がほとんどなかったのが少しさみしかった。サライの言動が軽率に思えて、何だかだんだん嫌いになってきた。まぁ、現実的に考えたらアリーたち周りの人たちがすごすぎるだけなのかもしれないけど。2014/06/09