出版社内容情報
治乱興亡の歴史のなかから生まれた名言・史話。
「太公望」「国士無双」「四面楚歌」など、乱世が生んだ数多くの名言・史話から200の話を厳選。新訳を加えてわかりやすく解説。
古来、中国では『史記』を皮切りに『漢書』『後漢書』『三国志』など、王朝が変わるたびに歴史書が編纂され、読み継がれてきた。十八の史書からエキスを抜き出してまとめられた『十八史略』も、もともと漂流のなかで羅針盤と錨の役割を持って生まれたといってよい。
▼日本では江戸時代から本家以上によく読まれており、熟語や名句・名言には『十八史略』を通じて普及したものが少なくない。
▼臥薪嘗胆、登竜門、太公望、四面楚歌、完璧、鼓腹撃壌、隗より始めよ、破竹の勢い、脾肉の嘆、水魚の交わり……完全に日本語になっている言葉も、改めて由来が分かれば、ただウンチクの材料を増やすだけでなく、読者の日本語力を強化することにもなる。
▼また本書には、変化に対応した生き方や知恵が分かりやすく織り込まれており、成功と失敗の法則が秘められている。
▼羅針盤も錨もなく、漂流を続けているようなこの時代を生き抜く武器として活用できる好著である。
内容説明
臥薪嘗胆、隗より始めよ、破竹の勢い、髀肉の嘆、水魚の交わり、鼓腹撃壌…数々の名言を生み出した書には、成功と失敗の法則が秘められている。わかりやすい新訳で読む古典の名著。
目次
百言(教化と感化のちがい;理想の指導者像;幸・不幸は心がけ次第;公私の別はあきらかに ほか)
百話(漢方薬の祖―神農;民族的統合のシンボル―黄帝;鼓腹撃壌―支配を感じさせない理想の政治;「禅譲」の由来 ほか)
著者等紹介
村山孚[ムラヤママコト]
中国古典関係ほか、近年は体験的老人問題などの著述にもたずさわる。1920年、新潟県生まれ。徳間書店出版局長、日本生産性本部出版部長などを歴任。中国の月刊誌『人民中国』顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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