出版社内容情報
こどものおうさまを助けてくれたのは……?
昔、小さなお城に小さなこどものおうさまが住んでいました。ある日、となりの国の兵隊が攻めてきて、こどものおうさまは絶体絶命!
昔、小さなお城にかわいい男の子が住んでいました。その子はとうさんとかあさんに、とてもかわいがられていました。ところが、悲しいことにとうさんとかあさんは突然病気で亡くなってしまいました。お城のみんなが悲しみにくれているすきに、お城をのっとろうと、隣の国の兵隊たちがそっとしのびより、お城の中へ攻めこんできました。ふいをつかれたお城の人々はたちまち降参してしまいました。そんな中で、勇敢な騎士と健気な犬が、ちいさな男の子を守るため、必死に戦いました。しかし、勇敢な騎士は敢えない最期をとげました。
▼お城のてっぺんまで逃げてきた男の子は、古い大きな大砲の陰に隠れました。でも、すぐに敵に見つかって、絶体絶命……。わらにもすがる思いで大砲に火をつけると、「ドカーン」という大きな音とともに、150年もの間大砲の中で眠っていたおばけが飛び出してきました!
▼本作品でイタリアボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞。
内容説明
たいほうにひをつけるとドカーンとおおきなおとがして、たいほうのなかでねむりこんでいたおばけがとびだしました。4~5歳から。
著者等紹介
にしかわおさむ[ニシカワオサム]
福岡県に生まれる。『おばけとこどものおうさま』で、ボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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遠い日
14
150年もの間、古い大砲の中で眠っていたおばけ。父母である王さまお妃さまを亡くした王子とともに国を守る。王子の強い味方として、なんとも頼もしい存在だ。子どもながら立派に王として務める王子。どきどきを盛りこんだあたたかなお話。2015/05/26
絵具巻
6
文京区立根津図書館で借りました。2016/04/12
2時ママ
4
次女 5歳 独り読み。2016/04/22
かっぺ(こと悩める母山羊)
3
☆3歳。大きなオバケに大喜び。最後はよかったねで終わったんだけど、よかったの?可愛い絵でさらっと描かれているけど、小さな男の子の運命が過酷。いきなり国王の両親を病気でなくし、悲しみも冷めやらぬ間に他国に攻められ絶体絶命。護衛の騎士は敵の剣に倒れる。そして塔に追い詰められる王子。前半はページを捲るたびに追い詰められていく王子に「えっ」と動揺してしまいました。 ああでもオバケがいてくれるから、頑張れるのか。2013/09/09
わぴねむ
1
意外に重い2015/07/13