出版社内容情報
海軍基地に落下した、生命体を内包する謎の存在〈物体E〉。その研究所に勤めるダコタの部署へ新人が来て彼女の何かが狂い始めた
内容説明
あなたに初めて会ったとき、それがわたしの人生が終わった瞬間だった―わたしはダク。11年前の夜、巨大なクルミのような形をした小型宇宙船が、町の海沿いにあった海軍基地に墜落した。それはやがて“物体E”と呼ばれるようになり、研究所に姿を変えた基地で秘密裏に研究されていた。わたしはそこの警備主任だった。そしてあの日、わたしの部下として新人警備班員のあなたが配属されてきた…驚愕のサスペンスSF!
著者等紹介
キャシディ,ナット[キャシディ,ナット] [Cassidy,Nat]
1981年生まれ。劇作家、俳優。ポッドキャスト・ドラマ制作チーム、ギデオン・メディアをロジャーズらとともに結成。ニューヨークの演劇界で活躍している
ロジャーズ,マック[ロジャーズ,マック] [Rogers,Mac]
1974年生まれ。劇作家。おもにオフ・オフ・ブロードウェーで活動している
金子浩[カネコヒロシ]
1958年生、早稲田大学政治経済学部中退、翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
25
★ 墜落した宇宙船と宇宙人を秘匿する研究所の警備主任が、若い新人にビビッときてヤリたいで頭がいっぱいになり暴走する話。SFは最後を都合よく終わらせるためのガジェットに過ぎない。仲間や友人を死なせようが破滅させようが構わないし、相手の人格さえどうでもいい主人公には全く共感できない。2020/03/30
Atsushi Kobayashi
21
SFというより、マンガの方が向いているのでは?と思いました。サイエンス的な部分は、ほとんどなく、最後の伏線回収にしか使われません。。ラノベ的ですが海外では、そういう分野はないのでしょうね。2019/12/04
しましまこ
18
エイリアンを秘密裏に研究する基地の警備主任。男前の彼女がイケメン新人と恋に落ちて…エイリアンそっちのけのクライムノベル?だからアカン言うたやろー、やっぱりイヤミスかと思ったら、笑うしかないラスト。2019/09/30
JACK
14
△ 墜落した宇宙船<物体E>、エネルギー源<ハープ>、身体にコケが生えている宇宙人<モス>を研究する施設で警備主任を務めているダクが主人公。会社には社内恋愛禁止の規則があり、違反すると人体実験の被検体にされる。そこで新入りのマットに恋をしたダクが関係を隠してどう生き抜くかというサスペンス。SFは都合の良い舞台装置になってしまっている。人物描写が弱く、命を賭けてまでマットを愛する理由が分からない。短編レベルのアイディアを無駄な描写で水増しして長編にした印象。宇宙船の存在感は希薄だし宇宙人の扱いが雑で残念。2021/12/11
Musa(ムサ)
10
話の本筋は正直短編集の一編ぐらいでそこに色々な無駄話が山のように入った感じです、ある程度の無駄話は物語に彩りを添えますがこの作品はただただ長ったらしかったです。異星人の正体は可能性として自分の考えにあったものだったのであまり驚きはありませんでしたが成る程といった感じでした。2021/11/02