出版社内容情報
へそのおをめぐって展開するユーモラスな絵本。
おかあさんに自分のへそのおを見せてもらったぼくは、「おとうさんも、へそのおある?」と聞いてみた。へそのおをめぐるゆかいな絵本。
保育士やバンドマンなど、ユニークな経歴をもつ絵本作家、中川ひろたか氏の作、若手で活躍めざましい画家、石井聖岳氏の絵によるユーモラスな絵本です。
▼お話の内容は、主人公の「ぼく」が、へそのおをめぐって、あれこれ思いをめぐらすものです。おかあさんは、ぼくに桐の箱に入ったへそのおを見せてくれました。「なに、これ。貝の干したのみたい」「へそのおよ。あなたがおなかの中にいたときのいのちづな」「へえ、そう」といった調子で展開します。
▼ぼくは、おとうさんにも聞いてみました。おとうさんのへそのおは、ねずみに食べられてしまったとのことですが、おとうさんはいろいろなことを教えてくれました。へそは、胃や腸みたいな内蔵が外に表れているところで、やたらにさわってはいけないこと。哺乳類だけにあること。「まん中」を意味する言葉であること、などです。
▼ユーモラスなお話の中に、家族のぬくもりを感じさせる絵本です。
内容説明
おかあさんがきりのはこをあけた。「なにこれ」。「へそのおよ。あなたがおなかのなかにいたときのいのちづな」。「へえ、そう」。4~5歳から。
著者等紹介
中川ひろたか[ナカガワヒロタカ]
1954年生まれ。保育士、バンド「トラや帽子店」を経て、『さつまのおいも』(童心社)で絵本デビュー。『わにのスワニー』(講談社)で児童福祉文化賞推薦、『歯がぬけた』(PHP研究所)で剣淵絵本の里びばからす賞を受賞。絵本雑誌『ほっぺ』(学研)では責任編集をつとめる
石井聖岳[イシイキヨタカ]
1976年生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒業後、主に絵本や子ども向けの雑誌を中心に活躍中。『つれたつれた』(解放出版社)で絵本デビュー
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感想・レビュー
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