出版社内容情報
ひよこを見つけ、ねこはしめしめと思いました。「まるやきにしてくおう。いや、まてよ」。――さて、ねこはごちそうにありつけるのかな?
あるひのこと、ねこがひよこをみつけました。ねこはえさをまいて、ひよこをとらえることができました。さっそく、たべようとしたのですが、そこで、ふとかんがえました。
▼「ひよこを おおきくして たべたら いいじゃないか そうしよう」。でも、もうすこしまてば、とかんがえをあらためました。「たまごを うむまで まったって いいじゃないか」。さらに、もっとかんがえました。もっとまてば、「たまごを いっぱい うむよ。その たまごから ひよこが かえる」。さらにさらに、もっとまてばとかんがえました。「ひよこを おおきくしてからだって おそくないじゃないか。そうしたら おおきな とりの まるやきを いっぱい たべられる」。
▼それから、ねこは、ひよこをせっせと、そだてはじめました。……あるひ、とりは、はねを、ばたばたさせると、ねこをおきざりにして、あっというまにそらへ、とんでいってしまいました。
著者等紹介
さとうわきこ[サトウワキコ]
東京都生まれ。日本児童出版美術家連盟会員、日本児童文学者協会会員。「とりかえっこ」(ポプラ社)で第1回絵本にっぽん賞受賞。長野県の岡谷市と八ヶ岳で「小さな絵本美術館」主宰
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