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出版社内容情報
長野五輪で義手義足で聖火ランナーを務め、世界に地雷廃絶を訴えたクリス・ムーン。困難に屈しない彼の生き方と、地雷の悲劇を伝える。 長野五輪で、聖火リレー最終ランナーを務めたクリス・ムーン。義手義足で走る彼の生き方を伝えると共に、悪魔の兵器・地雷の悲惨さを訴える。 クリス・ムーン氏は、元英国軍将校で、NGOの一員としてモザンビークで地雷の撤去作業中に片手、片足を失った。そんな悲惨な事故に遭いながらもそれに屈することなく、義足でマラソンをするまでにハンディを克服してゆく。事故後1年しないうちに、世界平和のため、地雷廃絶を訴えるため、世界中のマラソンに参加し地雷の恐ろしさとそこに住む人々の現状を全身で訴えている。 そして日本でも、長野五輪をきっかけに長野の小学生が、地雷の被害にあっているボスニア・ヘルツェゴビナの子どもとの交流を通して理解を深めている姿を追う。 日本ではまだよく知られていない地雷について、世界の背景・現状・廃絶運動の大切さなど十分理解できる一冊。 売上げの一部が、地雷撤去活動に寄付される。
内容説明
長野オリンピックで最終聖火ランナーをつとめた「義足のランナー」クリス・ムーンさん。クリスさんは地雷で右手と右足を失いましたが、その苦難をのりこえ、地雷の被害に苦しむ世界の人たちのため、対人地雷の禁止をうったえて走ります。そして、クリスさんの願いは、いま、日本の子どもたちにも広がっています。小学上級以上。
目次
1章 聖火リレーの最終ランナー
2章 いまわしい事故
3章 地雷
4章 地雷との出会い
5章 走りだしたクリスさん
6章 子どもたちとともに