出版社内容情報
「おまえは坂本龍馬の生まれ変わりなんだ。」猫のミーヤが和馬に告げた。数々の奇怪な事件の末に和馬が見たものは!? 大迫力の物語が展開。
内容説明
和馬の飼い猫ミーヤがすがたを消してから、和馬、良子、進一の三人はつぎつぎと奇怪なできごとにまきこまれてゆく。校舎をだきしめる巨大な影…豊玉神社にひしめき集まる猫たち…そして、ミーヤの声が和馬に告げる。「おまえは、坂本龍馬の生まれ変わりなんだ」。小学上級以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
土井 青
0
和馬、進一、良子の小学生三人が、和馬の飼い猫の異変に気づいた時、世界が不穏な黒いものに侵食されはじめていることにも気づく。和馬の飼い猫に導かれつつ、黒いものから世界を守る冒険ファンタジー。壮大な設定なのに身近に感じられるキャラ設定なので読みやすい。クライマックスの闇との戦いは、短いけれどキツイ描写も織り込まれていて、子どもの読者にも、伝えたいことを隠さず示していたように思う。全体的に冒険要素がたくさん詰まっていて映像にしてもいいと思うし、続編あっても良さそうなのに、これで終わりかな？残念。2022/10/25
読書国の仮住まい
0
和馬は飼い猫のミーヤらしき猫が、3人組の男に追いかけられているのを校庭で見かける。 下校中神社に道草し、古びた剣を手にする。 そこで不思議な声を耳にする。 その後あの3人組の男に襲われる。 何故か龍馬と呼ばれる。 ミーヤに助けられるが、ミーヤは重傷を負う。 次の日、学校の先生の様子がおかしくなる。 和馬は良子、新一と共にねこまが集まる豊玉神社に向かう。 時を超える船、月船に出現する。 龍馬が頭から血を流すシーンまで挿絵に描かれているのは、児童書としては珍しいか。 最後の挿絵、大事なシーンなのに馬鹿っぽい。2020/04/07
