光文社古典新訳文庫<br> 存在と時間〈4〉

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光文社古典新訳文庫
存在と時間〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334753757
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報



ハイデガー[ハイデガー]
著・文・その他

中山元[ナカヤマ ゲン]
翻訳

内容説明

第4巻では、現存在の世界内存在のありかたそのものを「内存在」という観点から考察する。すなわち、現存在が世界においてどのように実存しているかを情態性、理解、語りという契機から分析し、さらに日常性においていかに頽落しているかを批判的に考察する。(第5章第38節まで)

目次

第5章 内存在そのもの(内存在を主題とした分析の課題;情態性としての現‐存在;情態性の一つの様態としての恐れ;理解としての現‐存在;理解と解釈;解釈の派生的な様態としての言明;現‐存在と語り。言語;世間話;好奇心;曖昧さ ほか)

著者等紹介

ハイデガー,マルティン[ハイデガー,マルティン] [Heidegger,Martin]
1889‐1976。ドイツの哲学者。フライブルク大学で哲学を学び、フッサールの現象学に大きな影響を受ける。1923年マールブルク大学教授となり、’27年本書『存在と時間』を刊行。当時の哲学界に大きな衝撃を与えた。翌’28年フライブルク大学に戻り、フッサール後任の正教授となる。ナチス台頭期の’33年に学長に選任されるも1年で辞職。この時期の学長としての活動が、第二次大戦直後から多くの批判をうける。大戦後は一時的に教授活動を禁止された。’51年に復職、その後86歳で死去するまで旺盛な活動を続けた

中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hitotoseno

5
本巻では世界内存在としての現存在がどういったあり方で世界のうちに投げ込まれているのか、といったことが詳しく語られる。現存在は世界に投げ込まれている時、どうしても世間という日常に巻き込まれなくてはいけないので、頽落せざるを得ない。「世間話」「好奇心」「曖昧さ」といった頽落した現存在が取りがちな態度もあわせて分析されるが、このあたりは刊行から百年経ってなお全く古びていない。2021/04/18

tieckP(ティークP)

4
訳は丁寧だし、解説も本文に寄りそいながら必要な周辺知識を与えてくれる。僕より賢いひとらが岩波訳などで読むのには感服するけれど、僕と同じくらい賢くないひとがあまり本書を手に取ってないらしいのは悲しいことだ。個人的には、気分が認識に先立つという主張はありうると思うのだけれど、それでも哲学が知に偏重するのは知が哲学を支えるからで、はたして気分が認識を左右するなら、それによる変化はきちんと哲学に、そして本書に組み込めるのかなとか考える。内容が等価な哲学書を5度くらい書いたらその差から気分をあぶり出せるだろうか。2018/08/04

tsukamg

3
これまでで一番わからなさがキツイ巻だった。でも、頽落について、世間話、好奇心、曖昧さの説明は、わかったような気がしないでもなかった。好奇心は良きもののように我々は思っているけど、なんか悪いものっぽく書かれてた。でも悪いわけじゃないみたい。どっちなの! と、切れそうになった。あと、わかりにくい理由に気がついた巻だった。文章が、Aの説明があったあと、予想されるBという結論を「ということではない」で否定し、同じくC、Dも否定していく構造なのだ。結局なんなの? というところで、いつも文全体がわからなくなるのだな。2022/03/05

イシカミハサミ

3
いよいよ現存在/人間の存在様式に迫る4冊目。 もともと神学的な意味合いの強い哲学から、 “隣人”の存在証明にまで学問を掘り下げた苦労の跡が見えた。 感情を含めて、 ひとがひとらしくある状態を哲学的に展開。 頽落の概念を使えば、 心身のずれとか、性同一性とか、 そういうのの説明にもつながりそう。2019/03/15

bigwada

2
内存在の基本構造としての情態性、理解、語りについての分析とその日常性としての世間話、好奇心、曖昧さ、についての考察が行われる。相変わらず一読では難しいので、本書の詳細な解説及び他の解説書を参考に再読したい。2020/05/14

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