出版社内容情報
事故に遭った臨が目覚めたのは廃墟のような世界。そこで変身する少年や言葉を話す猫、そして「敵」と出会い……。感動と興奮の冒険物語。
【著者紹介】
作家
内容説明
「約束するよ。いつかきっと、ぼくがきみを助ける」優は、臨に誓うように言った。―医師をめざす少年・臨の家に同居することになった、弱気で引っ込み思案の従兄弟・優。しかし臨の家庭も、かつて事故で兄・律が亡くなったことが影を落としていた。それでも明るく振る舞う臨だったが、その限界を迎えた時、思わぬ出来事が…。少年たちの勇気と友情が、温かい感動とさわやかな興奮を誘う冒険物語、開幕。
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
69
読破。サブタイトル通りの、シリーズ物第1巻目。村山早紀さんと言えば「風早」のシリーズが有名で、ファンタジーなそれらの作風はあくまで柔らかい綿毛のよう。が、今回は…。正直この設定にこの作風はどうだろう。雰囲気はR・A・ハインラインの名作『夏への扉』と”ニュー”R・シルヴァーヴァーグの『夜の翼』を合わせたような、古典的SF作品にはお馴染みな雰囲気なのですが…。その作風がまだ(あえてまだ、としておく)この舞台設定に合ってきていないのか…。 ──長くなりそうなので、続く──2014/05/25
財布にジャック
49
あまりの辛くて暗い内容に途中で読むのをやめそうになりました。村山さんどうしちゃったの~?しかし、旅立ちの荒野という副題を見て、とにかく旅立つところまでは読まなくてはと頑張りました。最後の方に来て漸く、物語は動き出しました。この先を読んでみないことには感想らしい感想が書けそうにもありません。この1冊だけの感想を書くと酷評してしまいそうなので止めておきます。続きが夢のあるファンタジーでありますように~!2013/06/18
優希
48
冒険の始まりの章なんですね。話の動きが静かで淡々としているのですが、序章と思えば納得です。これだけでは面白いかどうか分かりません。つまらなくはないのですが。これから本格的に始まる物語も読むか未定です。2021/02/14
七色一味
44
読破。なんだかどこかで読んだような気がするな〜。この後こうなるんじゃ?ほらー、やっぱりねー、なんて思いながら読み終えて、登録したら既読だった(笑)2015/05/12
エンリケ
40
この作者の他のファンタジー小説のファンである自分には些か衝撃的な内容だった。戦争や環境破壊で文明が失われた近未来が主要舞台。終末感溢れる絶望的な世界観。でも登場するキメラや生物兵器、ロボット達の優しさはやはり村山作品。ほのぼのとした彼らの言動に救われた。特に看護ロボットひまわりの健気さには涙腺が弛む。何百年も自分が傷付いてもひたすら人を看護する姿はとても尊いものだった。本作品はシリーズものの第一作目との事。魅力有るキャラクター達も出揃い、理想郷を目指すサーガが展開しそうだ。一大叙事詩の予感に期待が膨らむ。2014/12/16
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