PHP文庫<br> 会津のこころ

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PHP文庫
会津のこころ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569679501
  • NDC分類 212.6
  • Cコード C0121

出版社内容情報

日本人の美しいこころとは何か。その典型は会津に継承された――庶民や女性にスポットをあて、古きよき日本精神の源流をたどる好著。

内容説明

混迷する幕末の京都守護職をあえて引き受け、戊辰の戦いで刀折れ矢尽きるまで、徳川への忠誠と尊王に殉じた会津藩。その強く、清らかな心根はどこから生まれたのか?本書は、会津の下級武士「弥太」のたくましい暮らしぶりから、独自の子弟教育―「什の誓い」、篭城戦で活躍した山本八重の覚悟まで、現代に受け継がれる“会津のこころ”を繙いていく。日本人が誇りにすべき精神の粋がここにある。

目次

序章 保科正之に始まる会津のこころ
第1章 保科正之から受け継がれたこころ
第2章 会津武士の血脈とこころ
第3章 保科正之以前の会津のこころ
第4章 会津の最下級の侍たちのこころ意気
第5章 会津藩士の戊辰の絶唱
第6章 会津女性の絶唱
第7章 比較対照・長州のこころ
第8章 人の命を慈しむ会津のこころ
第9章 会津のこころのシンボル―白虎隊広場造営と鶴ヶ城再建

著者等紹介

中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年、栃木市に生まれる。東北大学文学部卒。文藝春秋勤務を経て91年より文筆活動に専念。87年『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞、93年『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年『二つの山河』で第111回直木賞、2005年『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遅筆堂

13
福島に来て4ヶ月、2回会津に行き会津が好きになっているが、この本はないだろと。あまりにも会津寄りの言い様に興ざめ。「に違いない」「と思われる」というご都合主義の会津贔屓はいかがなものか。会津について知識は付いたが、素直に受け入れができないのはスタンスの問題。もっとも学術書でないので仕方が無いか。狂信的な主張は好みではない。2013/08/14

なつきネコ

4
福島に向かうバスの中で読み終えた。読み終えて、なにより日本人として和歌の1つでも読めないといけない気がしてきた。会津人の謡う和歌の数々が素晴らしい。近所の愚痴まで和歌で返すなんてすごいな。望月武四郎の辞世の句に、蟻川賢之助の返歌のやり取りが美しい。これが日本の良い所だよな。明日は会津観光をするのでよい勉強になった。2015/08/15

せなそ

4
読んでとってもよかったなと思える一冊でした٩( 'ω' )و!私は会津の特に会津藩祖:保科正之公が1番好きなのですが、他にも会津には素晴らしい人が沢山いたんだなぁ…と改めて感じ、もっと会津が好きになったし興味が湧きました2013/07/21

hajimemasite

1
史料の紹介とそれに対する解説が入るという形の本。会津藩が不当な扱いを受けているという点は一部同意できるのだけれども、あまりにも会津プロパガンダが凄すぎて鼻についた。ただ、史料紹介は概ね良く、当時読まれていた和歌などの紹介の部分は邪推と思う部分もあったが概ね興味深く面白かった。特に可愛い女の子だったから浮気した的な話はちょいと良かった。2017/10/11

さるまん

1
最初は面白かったけど、中盤から自分にとっては失速気味。途中までは史実関係から「こころ」を読み解いていたのに、途中からなぜか和歌から「こころ」を自己解釈で読み解いているところに、一貫性が感じられなかった。前半までは、知らなかった事実がたくさんあったので面白かったが・・・。2013/05/05

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