出版社内容情報
大学入学早々、落語研究会に入った越智健一。部長が退学の危機に瀕するなど、今回もユーモア&ミステリー満点の落語学園小説、第2弾!
【著者紹介】
作家
内容説明
落語に興味がないのに、オチケン(落語研究会)に入部させられた越智健一。夢見たキャンパスライフは今いずこ、お人よしの彼の受難の日々は続く。「部員が三人を切ったら廃部」という規則を崖っぷちで守るオチケンだが、何と部長が何者かにはめられ、退学の危機に。調査に乗り出した越智は、キャンパス内で連続する奇妙な事件に気づく…。ユーモアたっぷりの落語ミステリー第二弾。
著者等紹介
大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年「三人目の幽霊」が第4回創元推理短編賞で佳作となり、98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
53
ちょうど「ちりとてちん」の再放送を見ていることもあって個人的に落語はプチマイブーム。林家たい平の解説は本編の解説なのかどうかやや不明かも。2013/12/12
五右衛門
52
読了。オチケンシリーズ第二弾!今回2作品どちらも落語ネタでキッチリ落としてくれました。何故なのか安心して読ましてもらいました。(主人公は厄介事に巻き込まれて寝る間も惜しんで頑張っていますが)岸先輩の実力、中村先輩の実力、がしかし越智君の持って生まれた実力?まさに少数精鋭の落語研究会面白いです。第三弾行きます。(近いうちに…必ず欲しくなると思います。)2019/11/11
七色一味
46
読破。前作を結構コテンコテンにけなしたにも関わらず、ですが。相変わらず周りに流されてばかり、そんなんじゃ8年かかっても卒業できなさそうな主人公ですが──。この巻では、なんとなく役どころも固まって、まぁ、主人公の進級はなんとなく絶望感漂ってますが、その他に関しては安心して、楽しんで読むことができました(笑)おそらく、落語へのこじつけにも慣れたのか、それとも前作ほど強引ではなくなったからか……(^^;;2013/04/19
したっぱ店員
35
正直落語モチーフものの中ではそんなに噺と絡んでない気がするが、作者のテンポは好きなのでまずまず楽しめる。中村さんがスーパーすぎるので、ホントは一人で解決できるんじゃないか・・とか思ってしまうけど。この終わり方ということは、まだ続くんですね。次も読みます。2015/03/08
ち~
22
興味もないのに名前だけで落語研究会に入らされてしまった越智健一の奮闘、シリーズ2冊目。始末書3枚で退学のルールがあるこの大学。落研の部長が何者かにハメられて3枚目の始末書を書く事になった!他にも数名の犠牲者が…【三枚起請】/大学にゲストで呼んだ将来有望な若手噺家が忽然と姿を消した。周りには不穏なバイク集団が…中村先輩、大活躍。【粗忽長屋】相変わらずお人好しな越智くん。先輩2人にこき使われて留年確実か…?そして、次こそ落語デビューするのか!?2017/11/24