内容説明
楽しいことに没頭しているとき、悩みや苦しみは心からすっかり消えている。そんなふうにいつも「三昧」になって生活の全体を楽しめば、上機嫌な毎日が過ごせるというもの。本書は、著者が縁に応じ、折にふれ書き綴ったエッセイを、「楽しむ」という視点から構成した一冊。仏教と禅の考えに立った滋味ある言葉に触れるうち、「三昧力」を身につける頭の準備体操ができる。
目次
1章 思いどおりにならないことを楽しむ―想定外の出来事を受け容れ、「今」を楽しむ心の在り方
2章 自分を楽しむ―個性で括れない自分、自然の中の自分、可能性を信じる
3章 仕事を楽しむ―上機嫌に、現実的に取り組み、仏の慈悲と智慧で対処する
4章 学ぶことを楽しむ―「学ぶこと」は人生を楽しむ方法をたくさん知ること
5章 人づきあいを楽しむ―本音に振り回されず、流れる水のように
6章 暮らしを楽しむ―親の老い、子供の躾、動物との暮らしから気づく大切なこと
7章 日本人の心を楽しむ―日本人として伝えたい、日本人ならではの精神・文化
8章 この世とあの世を楽しむ―老い、病、死。淀みなく展開する人生を歩む方法
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒。様々な職業を経験した後、83年、京都・天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。2001年、『中陰の花』で第125回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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