内容説明
宝船のテンプク、招き猫の肩こり、鳥居の引越し、ふるさとに帰った竜、怒りんぼうのだるま、金平糖と流れ星―縁起物を使ったかわいい六つのお話しが収まったこの絵本は、ベストセラー作家・宮部みゆきさんのものがたりと、人気漫画家・黒鉄ヒロシさんの絵による夢のコラボ。ちょっぴり疲れた心に、じんわり幸せ気分が広がります。『ぱんぷくりん 鶴之巻』『ぱんぷくりん 亀之巻』を合本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
184
縁起物を使った六つのお話。どれも愛情と優しさに溢れ、ほっこりでめでたしめでたし。黒鉄ヒロシさんの絵が妙にマッチしてますね。絵本ではありますが、宮部みゆきさんは、これが初読みとなりました。宮部みゆき作品、いつか読んでみようかな。2022/01/30
海猫
118
暑い今の時期、読書するのが大変ですが、こんな軽く読めてゴキゲンになれる一冊に出会えたのは、なかなかに貴重なことだと思います。宝船とか、招き猫、鳥居など、どの話も縁起物が出てきて、なんだかんだでハッピーな印象が残る内容。大胆なタッチの絵とも相性が良くて、文庫本で読める良い絵本。子供の頃TVで見ていた、まんが日本昔ばなしの感じに近い。とてもおめでたい雰囲気のある本なので、また寒くなってお正月とかに読むと気分が出そう。宮部さんも大長編が多くなったけれど、こんな短くてお伽噺風の作品集が、また出ることを期待します。2020/08/12
あつひめ
109
これ、気に入りました。猫好きだから…。それだけじゃない。短い言葉の中に、人を穏やかにしてくれる呪文が隠れているような気がするから。文庫本じゃなく、絵本サイズでゆっくり読みたい。自分で読むのもいいけど…子供の頃に戻って誰かに読んでもらえたら…また違う思いが浮かぶかも。人を幸せな気分にする本ってあるんだと思った。それがこの1冊でもある。大袈裟に聞こえるかもしれないけど。私は今、ほっこりいい気分。2013/08/20
おか
82
こちらは 鶴と亀を一緒にして 文庫本化した物。文章も絵も 全く違えず ただ 紙が薄くなり 携帯に便利になっています。私は 三冊購入して 絵本の方は 今アメリカから一時帰国している孫達に持たせることにしました^_^この文庫本は 勿論 私の愛読書とします*\(^o^)/*2017/08/27
パフちゃん＠かのん変更
62
縁起物にまつわる短い話を手のひらサイズの絵本にまとめたもの。黒鉄ヒロシさんの挿絵がとても気に入りました。 竜の話が好き。2013/10/24
