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山本博文教授の江戸学講座

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569667904
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

江戸の「なぜ」が明らかになる、魅力の対談集。

大奥勤めは現代なら女子アナのような人気職業だった!?  山本博文東大教授を人気作家が質問攻め。江戸時代の真の姿が明らかになる。

江戸時代の魅力を読者に分かりやすく伝えることで知られる山本博文東大教授。本書は、その山本教授を、逢坂剛&宮部みゆきの作家二人が質問攻め。江戸の「なぜ」を徹底解剖したものである。

▼「大奥女中は女子アナのような憧れの職業だった」「武士たちはポストを得るため、有力者に夜討ち朝駆けの涙ぐましい働きかけをしていた」「旗本は事件を起こしても御咎めなしだった」「火事に対する対策が地震被害を大きくした」など、意外な事実が次々に明らかになる。大奥の秘められた実態、武士たちの就職・出世競争から、町の治安維持、災害に対する幕府

[I]武士と奥女中のサバイバル・ゲーム 
●第一章 奥女中は憧れの職業(宮部みゆき) 
●第二章 現代顔負けの就職戦争(逢坂 剛) 
●第三章 大名・旗本の出世競争(逢坂 剛) 
●第四章 勤番武士の日常生活(宮部みゆき) 
[II]治安維持と災害対策 
●第五章 八百八町の犯罪白書(宮部みゆき) 
●第六章 明暦の大火 ――そのとき江戸は(逢坂 剛&宮部みゆき) 
●第七章 安政の大地震 ――そのとき江戸は(逢坂 剛&宮部みゆき) 
[III]旅と海外貿易 
●第八章 武士の転勤・公務出張(逢坂 剛&宮部みゆき) 
●第九章

内容説明

江戸時代の魅力を読者に分りやすく語って人気の山本博文東大教授。本書は、その山本教授を作家二人が質問攻め。「大奥女中は女子アナのような憧れの職業」「武士たちはポストを得るため、有力者に夜討ち朝駆けの涙ぐましい働きかけをした」など意外な事実が明らかに。「誰にも知られたくない小説のネタが満載」と作家を唸らせた内容で、江戸好き、時代小説ファン垂涎の好著。

目次

1 武士と奥女中のサバイバル・ゲーム(奥女中は憧れの職業;現代顔負けの就職戦争;大名・旗本の出世競争;勤番武士の日常生活)
2 治安維持と災害対策(八百八町の犯罪白書;明暦の大火―そのとき江戸は;安政の大地震―そのとき江戸は)
3 旅と海外貿易(武士の転勤・公務出張;お伊勢参りは一生に一度;鎖国の意外な実態)

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年(昭和32年)、岡山県生まれ。東京大学大学院修了。東京大学史料編纂所教授。専攻は近世政治・外交史

逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年(昭和18年)、東京都生まれ。作家

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年(昭和35年)、東京都生まれ。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんちゃん

19
♫はっなっのぉ おぉ〜えどはっ はっぴゃくやっちょお〜おお、だれがよんだかっ だれがよんだかぁ ぜにがた〜へいじぃいい〜♫2016/08/12

さきん

7
「大奥女中は女子アナのような憧れの職業だった」「武士たちはポストを得るため、有力者に夜討ち朝駆けの涙ぐましい働きかけをしていた」「旗本は事件を起こしても御咎めなしだった」「火事に対する対策が地震被害を大きくした」など、意外な事実が次々に明らかになる。大奥の秘められた実態、武士たちの就職・出世競争から、町の治安維持、災害に対する幕府の政策、盛んになった旅や海外貿易の実情まで、目からウロコの話ばかり。ドラマと実態の違いや現代との共通点が見えてくる。2015/07/20

広田順

3
武士や奥女中の就職戦争が面白く語られていると思いました。いつの時代も人々の努力していたことがわかります。地震の被害について、死者数や倒壊した家の数など詳しく記録されているのには驚きました。2013/08/28

hitomi

2
今まで本で得た江戸の事より深く掘り下げた深いなー面白いなっていうのが感想。出島や唐人屋敷に出入りできた人たちが 特にお気に入り。2015/11/26

じょんたん

2
タイトル通りの本。山本教授に、逢坂剛さんと宮部みゆきさんが江戸について質問し、教授が答えた事を一冊の本にまとめたもの。 大奥勤めから、お家問題・大名行列、江戸の治安、庶民の旅の話まで、へぇ~と思わず口にしてしまうような知らなかったことがたくさん書かれています。 中でも、地元「水戸藩」の思想家藤田東湖が、地震による家事で母親を助けて、自身は亡くなったという話が残っていますが、あれは単なる美談であとで作られた話だと、この本で知り、安心しました。 2015/01/09

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