内容説明
戦後日本に新しい“経済小説”のジャンルを開拓した城山三郎―。時代を一歩先んずる眼と緻密な取材で、企業と人間を克明に捉えた作品を世に問い続けた。本書は、氏の著作から「上司の仕事、部下の仕事」「リーダーの資質」など8つのテーマごとに、ビジネス社会に生きるすべての人々の糧となる“珠玉の言葉”を抜粋した箴言集。人生の節目で、自分を見つめ直す時に開いて欲しい指針の書である。
目次
第1章 たった一つの人生をゆく
第2章 ビジネスの世界を生き抜く
第3章 サラリーマンの処世
第4章 上司の仕事、部下の仕事
第5章 リーダーの資質
第6章 経営の要諦
第7章 プロフェッショナルの仕事
第8章 人生の風景
著者等紹介
城山三郎[シロヤマサブロウ]
1927(昭和2)年、名古屋生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎えた。一橋大学卒業後、愛知学芸大学に奉職、景気論等を担当。’57(昭和32)年、『輸出』により文學界新人賞、’59(昭和34)年『総会屋錦城』で第40回直木賞受賞、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞の『落日燃ゆ』や多彩な作品群は幅広い読者を持つ。2002(平成14)年、経済小説の分野を確立した業績で朝日賞を受賞。2007(平成19)年3月22日、間質性肺炎のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Teruya Tada
3
ビジネスマンにというより、一人の人間に贈る城山三郎さんの珠玉の言葉でした!胸に響きました。個人的には「病気だからといって失うものより得るものが多いことがある。そこにも人生のおもしろさがある。」が気になりました。2014/11/26
フランキー
2
この本で、いまの自分にグッとくる言葉が必ず見つかるのではないかな。心労を伴わないものは単なる労働だ!失敗を恐れる人、挫ける人が本当の失敗者だ!2016/03/01
夢仙人
2
城山三郎の著作を中心とした抜き書き集。いろいろと考えさせられる。2010/12/21