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PHP文庫
日露戦争物語〈4〉大和魂篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569674438
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

海軍兵学校を卒業した秋山真之。だが、トルコへの任務を終え日本に戻った矢先、ロシア帝国皇太子候補・ニコライ襲撃事件が発生する!

明治24年5月11日、午後1時30分。滋賀県大津町の京町通りにて、大艦隊で来日していたロシア帝国皇太子・ニコライが襲撃に遭う! 時の明治政府のトップ伊藤博文が、陸奥宗光が、松方正義がロシアからの報復を恐れ顔面蒼白となり、その対応に苦慮する。政府は犯人の津田三蔵を死刑にすることにより、ロシアへの謝罪とする決定をしたが、その決定を真っ向から否定したのが大審院長・児島維謙であった――当時の刑法では、他国の皇室に対しての殺人未遂に、死刑は適用できなかったのだ。公正な裁判なくして死刑が決定したら諸外国から侮蔑される。西洋に並ぶ近代国家を目指し制定された法律が、たったの2年足らずで政府の圧力に屈し曲げられたとあっては、国家100年の大計を誤るものとなってしまうのだ。「法律を殺し、日本を存続させるか」「犯人を処刑し、日本を存続させるか」…究極の判断が求められる窮地に出された答えは!? 歴史漫画巨編、緊迫の第四巻!!

●第四十七號◇明治十九年ノ蹴球(フットボール) 
●第四十八號◇闘志 
●第四十九號◇責務 
●第五十號◇落水 
●第五十一號◇忠君 
●第五十二號◇挺身 
●第五十三號◇ホトトギス 
●第五十四號◇船影 
●第五十五號◇双頭の鷲 
●第五十六號◇訪日歓迎、露国皇太子 
●第五十七號◇大和魂 
●第五十八號◇国家100年の計 
●第五十九號◇立憲国家の夜明け 
●第六十號◇父上 
●第六十一號◇威嚇(いかく)

内容説明

明治19年(1896)―秋山真之は、海軍兵学校にて、日露戦争で共に戦う、不死身の鬼貫こと鈴木貫太郎、軍神として崇められたライバル広瀬武夫らと出会う。また、友の中には、後の海軍航空隊の父となる山路一善がいた。海兵学校の訓練で、その優しさから人を殴ることができないと悩む一善。ある日、練習航海が行われるが、時化に遭い、真之らは友人の死に直面する。一善が下した決意とは。

著者等紹介

江川達也[エガワタツヤ]
1961年3月8日名古屋市生まれ。1983年3月愛知教育大学数学科卒。1983年4月名古屋市立東陵中学校数学科講師。1983年9月本宮プロダクションアシスタント。1984年3月『BE FREE!』(コミックモーニング/講談社)で漫画家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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