出版社内容情報
鬼佐竹と怖れられた常陸の武将の生涯を描く。
「鬼佐竹」と怖れられ、伊達・北条と互角に渡り合った常陸の武将・佐竹義重。守護職の誇りをかけて、乱世を戦い抜いた男の生涯を描く。
「退け! 逃げよ。彼奴は人でなし。鬼じゃ!」――大将自ら、真っ先に敵陣の中へと踊り込み、瞬時に7人を斬り捨てる。漆黒の甲冑が一転して朱に染まるが、それにも飽き足らず、太刀が届く相手を次々と血祭りに上げていく。
▼「鬼佐竹」「板東太郎」と諸国から怖れられ、伊達・北条と互角に渡り合った常陸の戦国大名、佐竹義重。その鬼神のような戦場での働きは、下妻の追撃戦で北条軍2万を潰走させ、人取橋の戦いでは奥州の伊達政宗さえも討ち取る寸前にまで追い込んだ。最盛期には義重が戦場に姿を現すだけで、敵軍は戦わずして退いていくこともしばしばであったという。
▼清和源氏の流れを組む関東屈指の名家でありながら、常陸の半分にしか勢力が及ばない「半国守護」として、長年屈辱を味わってきた佐竹氏。だが、義重の登場によって悲願の常陸統一を果たし、絶頂期を迎える!
▼守護職の誇りをかけて、乱世を戦い抜いた男の生涯を描く。
▼文庫書き下ろし。
●第1章 一人立ち
●第2章 那須合戦
●第3章 筑波合戦
●第4章 手這坂合戦
●第5章 撃退と出奔
●第6章 南北奔走
●第7章 北笑南耐
●第8章 孤軍奮闘
●第9章 関東騒乱
●第10章 沼尻合戦
●第11章 人取橋の戦い
●第12章 家督譲渡
内容説明
「退け!逃げよ。彼奴は人でなし。鬼じゃ!」―瞬く間に7人を斬り捨て、北条軍2万を潰走せしめた常陸の戦国大名、佐竹義重。「鬼佐竹」「板東太郎」と諸国に怖れられ、伊達政宗さえも討ち取る寸前にまで追い込んだ。長年「半国守護」の屈辱を味わってきた佐竹氏だが、義重の登場で常陸統一を果たし絶頂期を迎える。守護職の誇りをかけて、乱世を戦い抜いた男の生涯を描く。
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年、埼玉県生まれ。大学卒業後、暫しオートバイレースに没頭。その後、通信会社勤務を経て、フリーライターに転職。『時空の覇王』(ベストセラーズ)で作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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