内容説明
数々の名作、衝撃作を書き続ける著者が明かす小説執筆の秘密。「デビューの仕方」に始まり、「タイトルはポジティブに」「書きたいものを書くな」「散文は動詞が大切」など、極めて実践的な「創作心得」であるとともに、谷崎、芥川、吉行などの作品をまったく新しい視点から読み解いた目からウロコの文学論。
目次
デビューについて
創作事始め1―文章の呼吸とは何か
創作事始め2―作品はどう育てるか
書きたいことを書く
才能をめぐって
創作の方法1―名前のつけ方
創作の方法2―標題のつけ方
創作の方法3―導入と終り方
小説の構造1―筋について
小説の構造2―一人称と三人称
虚構および伏線
文章力を身につけるには
著者等紹介
河野多惠子[コウノタエコ]
大正15(1926)年生まれ。大阪府女専(現大阪女子大)卒業。昭和38年、「蟹」で芥川賞を受賞。「不意の声」(読売文学賞小説賞)、「一年の牧歌」(谷崎潤一郎賞)、「みいら採り猟奇譚」(野間文芸賞)、「後日の話」(伊藤整文学賞・毎日芸術賞)、「秘事」、「半所有者」など多数の小説の他、「谷崎文学と肯定の欲望」(読売文学賞“評論・伝記賞”)などの評論作品もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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