出版社内容情報
女髪結をめぐる、人情味溢れる連作時代小説。
舞台は幕末の江戸。女髪結お徳の下を訪れる客たちが思わずこぼす人情ばなし。親子の絆、男女の悲恋等、市井の物語がしっとりと展開する。
舞台は幕末の江戸。
▼やむない事情で幼い娘と離ればなれとなり、裏店にひとり暮らす女髪結のお徳。
▼世間話をしながら女たちの髪を梳いていると、ことばでは言い尽くせない女の切なさが伝わってくる……。
▼傾いた家を救うために入婿をもらう花嫁の涙、女手ひとつで六人のわが子を懸命に育てる母の強さ、亭主の浮気を疑いながらも平静を装う妻の意地など、人情溢れる短編連作小説。
▼文庫オリジナル。
●髪結いお徳
●六部
●お天道さま
●脛の疵
●ひろう神
●ひとり相撲
●濡れ衣
●へそくり
●つばくろ
内容説明
舞台は幕末の江戸、やむない事情で幼い娘と離ればなれとなり、裏店にひとり暮らす女髪結のお徳。世間話をしながら女たちの髪を梳いていると、ことばでは言い尽くせない女の切なさが伝わってくる…。傾いた家を救うために入婿をもらう花嫁の涙、女手ひとつで六人のわが子を懸命に育てる母の強さ、亭主の浮気を疑いながらも平静を装う妻の意地など、人情溢れる短編連作小説。
著者等紹介
早瀬詠一郎[ハヤセエイイチロウ]
1952年、東京生まれ。男女の色恋を謳う江戸の古典芸能浄瑠璃「新内」の継承者の一人・岡本紋弥。また、脚本・放送作家として商業演劇・テレビ番組の台本を書く。2000年、小説家として『萩大老』(新潮社)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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