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日本海軍失敗の本質―元連合艦隊参謀が語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569671451
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C0131

出版社内容情報

元・連合艦隊参謀がみた巨大組織の欠陥とは?

なぜ日本海軍は太平洋戦争に敗れたのか? 緒戦の大勝利に酔い、勝機を逸した「巨大組織」の失敗を、元・連合艦隊参謀が鋭く検証する!

世界の戦史を見て、日本海軍のように艦隊も組織も消滅するほど完敗した軍隊は稀である。

▼緒戦の真珠湾奇襲で空前の成功を収めながら、その勝利に酔い、ミッドウェー海戦では痛恨の不覚をとって戦局反転――。そのまま劣勢を挽回できずに太平洋戦争に敗れた原因は、一体どこにあったのか?

▼本書は、連合艦隊参謀の海軍中佐として終戦を迎え、戦後は不朽の戦史である『トラ トラ トラ』の訳者も務めた著者が、巨大組織・日本海軍の抱えた“失敗の本質”を忌憚なく指摘した貴重な一冊。

▼「ミッドウェー研究の重大な見落とし」「軍令部の手綱が効かなくなった」「激職であった連合艦隊参謀長」「第四艦隊は複雑な任務を負わされていた」「破綻した旧時代的な組織」「敵が採点した勇将弱将」「遅かったマリアナの防備」「基地の対空防衛の不備」など、作戦当事者だからこそ明らかにできる太平洋戦争の秘められた舞台裏とは!

▼『日本海軍の驕りの始まり』を改題。

●第一章 日本海軍の驕りの始まり 
●第二章 連合艦隊と軍令部 
●第三章 日本海軍の将帥たち 
●第四章 秘められた海戦史

内容説明

緒戦の真珠湾奇襲で一大勝利を手にしながら、ミッドウェー海戦で痛恨の不覚を取って戦局反転。そのまま劣勢を挽回できずに太平洋戦争に完敗した原因はどこにあったのか?本書は、元海軍中佐で連合艦隊参謀を務めた著者が、巨大組織・日本海軍が抱える“失敗の本質”を忌憚なく指摘した貴重な一冊。作戦当事者だからこそ明らかにできる秘められた真実とは。

目次

第1章 日本海軍の驕りの始まり
第2章 連合艦隊と軍令部(山本五十六と軍令部;連合艦隊の戦略思想;連合艦隊参謀長の条件)
第3章 日本海軍の将帥たち(小沢治三郎の明断;戦場の井上成美;敵が採点した勇将弱将)
第4章 秘められた海戦史(長蛇を逸した三つの海戦;戦果ゼロのマリアナ海戦)

著者等紹介

千早正隆[チハヤマサタカ]
昭和5年(1930)、海軍兵学校を卒業(第58期)。砲術学校、海軍大学校を卒業後、戦艦「長門」「武蔵」の高射長、第11戦隊参謀、第4南遣艦隊参謀を経て連合艦隊参謀として敗戦を迎えた。海軍中佐。戦後は海軍省史実調査部部員からGHQ戦史室調査員となり、米国のゴードン・W・プランゲ博士に協力、戦史の調査に当たった。平成17年(2005)、他界(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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