出版社内容情報
上杉家の危機を救った夫婦の二人三脚を描く!
戦国を代表する名軍師・直江兼続と、それを支えた妻・お船。「御館の乱」で消耗した上杉家の危機を救った夫婦二人三脚を描く力作小説!
戦国の上杉家を支える二大巨頭の重臣のひとつ、直江家には一粒種の娘“お船”がいた。後継者となる嫡子のいなかった直江家では、男子の様に活発な少女として育てられ、のちに鎌倉時代の女傑・北条政子にも比肩される器量をもった、聡明な女性となる――。
▼謙信が死去すると、その養子同士の景勝と景虎の間で、越後を二分する熾烈な跡目争い「御館の乱」が勃発する。直江家は景勝を支えて勝利するも、お船は愛する夫を暗殺されてしまう。
▼悲嘆にくれるお船の再婚相手として、三歳年下の幼馴染みである“兼続”が婿に選ばれたことから、戦国を代表する名軍師・直江兼続が生まれ、二人の運命は大きく動き始める。
▼幾多の困難を乗り越えて結ばれたお船と兼続の戦国夫婦ぶりは、「前田利家と松」「山内一豊と千代」に勝るとも劣らない。秀吉・家康の天下人を相手に、内紛で弱体化した上杉家の危機を救った男と女の物語を鮮やかに描いた力作小説!
▼文庫書き下ろし。
●第一章 一姫と四将
●第二章 二姫と葬祭
●第三章 苦悩の決意
●第四章 策謀の婚約
●第五章 懊悩の結婚
●第六章 誕生と構築
●第七章 諸将の使命
●第八章 無情の内乱
●第九章 惨劇の出立
●第十章 窮地の脱出
●第十一章 天下の合戦
●第十二章 人生の船旅
内容説明
上杉家の重臣・直江家には一粒種の娘“お船”がいた。のちに北条政子にも比肩される器量をもった聡明な女性である。謙信亡き後の跡目争い「御館の乱」で愛する夫が暗殺され、再婚相手に三歳年下で幼馴染の“兼続”が選ばれたことから、二人の運命は大きく動き始める―。天下人の秀吉・家康に対抗し、内紛で弱体化した上杉家の危機を救った男と女の物語を描いた力作小説。
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年、埼玉県生まれ。大学卒業後、暫しオートバイレースに没頭。その後、通信会社勤務を経て、フリーライターに転職。『時空の覇王』(ベストセラーズ)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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