内容説明
価値観が大きく揺れるこの時代―。周りを見ずに、がむしゃらに努力するだけでは決して幸せな人生を送れません。本書は、「心」のエキスパートと「光速の寄せ」の棋士が、“あるがまま”を受け入れるための新しい考え方を提唱しています。「物を忘れることで豊かになる」「嫉妬心には可能性がある」「何もしないことに全力を傾注する」など、今を生きる人すべてに読んでほしい一冊。
目次
第1章 年のせいで、やりたいことを諦めない(四十代でタイトルを取ることの重み;経験の強み、挑戦の強み ほか)
第2章 人を妬んでいる間は、まだ望みがある(知力、体力、技術力を超える「人間力」とは何か;人間としての重みを身につけるには ほか)
第3章 イメージと直観が、未知を拓く(将棋にもカウンセリングにも正解はない;勝負師と芸術家と研究者 ほか)
第4章 何もしないことが、力を生む(思考するのをやめた時に名案が浮かぶ;集中力を他に逸らすことで、集中力が高められる ほか)
第5章 恵まれすぎると、発想は貧困になる(将棋は日本の国民的娯楽;問題を「解く」ことよりも「つくる」ことで思考力は養われる ほか)
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年、兵庫県生まれ。臨床心理学者。京都大学名誉教授。1952年、京都大学理学部卒業後、アメリカ留学を経て、1967年、京都大学教育学博士。その後、スイスのユング研究所で日本人として初めてユング派精神分析家の資格を取得し、日本におけるユング分析心理学の理解と実践に貢献。著作や論文は多数あり、1982年、『昔話と日本人の心』(岩波書店)で大佛次郎賞、1988年、『明恵夢を生きる』(京都松柏社)で新潮学芸賞受賞。小渕首相(当時)の私的諮問機関「21世紀日本の構想」懇談会の座長、教育改革国民会議委員、文部科学省顧問を務めるなど、日本の政治、教育に幅広く貢献。1995年4月、紫綬褒章受章、2000年、文化功労者顕彰。元・日本心理臨床学会理事長。元・文化庁長官。2007年7月逝去
谷川浩司[タニガワコウジ]
1962年、兵庫県生まれ。11歳で若松政和七段に入門、13歳で初段、14歳で四段と異例のスピードで昇進。21歳で史上最年少の名人位を獲得。97年、第五十五期名人戦で通算五期目の名人位獲得により「十七世名人」として永世名人の資格を得る。通算獲得タイトルは、名人5、竜王4、棋聖4、王位6、王座1、棋王3、王将4。終盤の「光速の寄せ」で多くのファンを魅了し続けている。2005年に「神戸大使」に任命される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roughfractus02
Gotoran
とも
うりぼう
^o^っpe